模造空間のドアのイラスト

仮想のドアのイラスト。
仕事で、商取引の展示会に模造空間を設置することになって、その空間に簡単なイラストでドアを作った。

その場所は仮想の空間なのだが、取引は現実のものである。
現実の商品やノウハウが、現実のお金と交換される空間なのである。

展示会場に、イミテーションの壁を設け、イラストの窓を嵌め、イラストのドアを貼付ける。

お客様はこのドアからは出入り出来ない。
展示会場にパネルで組まれた仮想の空間の開口部から、この商取引の場に自由に出入りできるようになっている。

また、この模造空間も展示物であるから、来場のお客様は現実の商取引の方法も含めて、この仮想の空間の隅々までを眺めることができる。

イラストのドアや窓は、この空間の仮想性をより高めるための方法として設置されるのだ。

お客様はこの空間の完璧な仮想性を好まれる。
現実に被いかぶさる仮想のムードが、自己を満足させる上で重要だ。

現実には無い場での、現実の取引。

もし政治の場を仮想の空間としたら、その中で生活する人々は現実の事物に左右される。
右往左往しながら仮想の空間の中をさまよう。

その空間の中に、窓やドアが見えるが、人々はそれが模造のドアであることを知っている。

知っていながら知らない振りをする。
秩序は守られなければならないからだ。

仮想の秩序を守る事で、現実的な利益が得られる。

トラブルや危険を避けるために、知らない振りをするという方法を採用するには、人々は、自己を納得させるための完璧な仮想性を求めなければならない。

だから、政治の仮想の空間のドアのイラストは、もっと緻密に描かれている。

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