大腸ポリープとニンニク
ガンに効く(?)ニンニク。 |
その研究成果が、米国で開かれた国際にんにくシンポジウムで発表された。
研究は内視鏡検査で大腸にポリープが見つかり、経過観察中の12人の同意を得て実施された。
研究は内視鏡検査で大腸にポリープが見つかり、経過観察中の12人の同意を得て実施された。
にんにくをアルコールの中で2年間熟成させて抽出したエキスを、1日当たり2.4ミリリットル飲む8人(A群)と、0.16ミリリットル飲む4人(B群)のグループに分けて経過観察を行ったということだ。
1年後に比べると、A群では5人でポリープの数が減り、直径の平均値も1ミリ以上減ったという。
B群では数が減った人はなく、直径の平均値も何もせず経過観察だけの人と同レベルの3ミリ以上増えていたらしい。
にんにくには、抗がん作用を持つたんぱく質が含まれていることが広く知られている。
にんにくには、抗がん作用を持つたんぱく質が含まれていることが広く知られている。
田中助教授は「熟成中に有用成分ができるので、にんにくをそのまま食べるより効果は高くなるが、にんにくがおおむね大腸がんの抑制に効果があることが示された」と話しているという。
「にんにくをアルコールの中で2年間熟成させて抽出したエキス」とはニンニク酒のことだろうか。
その記事には、「ニンニク酒」とは明記されていないらしい。
たぶん、研究結果の発表の際も「ニンニク酒」とは言っていないのだろう。
私はこの記事について、つい最近知ったのだが、冷え性予防の方法として自作のニンニク酒を飲み始めたばかりなので、多いに興味を持った。
ポリープの成長を抑える効果があるからといって、大腸ガンを抑制する効果があるかどうかは不明である。
ネットで調べてみたが、平成17年以降、「大腸ポリープとニンニク」のこの種の話題は
ほとんど無い。
ニンニクは古来より健康維持に効果的な食材だと言われてきている。
大腸ポリープに効果があろうと無かろうと、適度な量を摂取するに越したことは無いだろう。