雑談散歩

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雪囲いの中で元気に暮らしているドウダンツツジの冬芽

ツツジの雪囲い団地。
新年になってから初めて、雪の積もった平和公園の中へ入った。

青森市内は、元日からずっと雪が降り続いたので、雪囲いの屋根板には50センチぐらいの積雪がある。

降雪の合間に陽が差し込めば、静かな雪囲い団地の平穏さが伝わってくる。

平和でのどかな植栽集落の、正月らしい風景となっている。

おそらくこの雪囲いは、2メートルぐらいの積雪の重みにも耐えられるだろう。

頑丈そうな雪囲いの造作が、見る者にそんな印象を抱かせる。

だから、雪囲いの中の、ドウダンツツジの住人達は安心しきっているように見える。

平穏無事な冬の生活を送っている。

雪が積もった雪囲い。
雪囲いアパートの屋内。

上の写真は、ドウダンツツジの雪囲いの屋内の平穏そうな様子。

雪囲いにしては広い空間の中で、ドウダンツツジの冬芽が元気に上を向いている。

大勢の冬芽達が、それぞれ言葉を交わし合っているような賑やかさだ。

ドウダンツツジの冬芽の色は、冬の初めの頃は先端が紅赤色で根元がオレンジがかった黄色。

芽開きが近づくと、冬芽全体が明るい紅色に変わる。

ドウダンツツジの、たくさんの細い枝の先端の全てに、この可愛い冬芽がついている。

雪囲いの内部空間は、小さな冬芽達の豊かな生命力で溢れている。

雪に覆われた温かい空間を守っている雪囲いの頑健さが、公園の周辺に安心感をもたらしているような風景を形作っているのだ。

雪囲いの中で元気に暮らしているドウダンツツジの冬芽達を眺めていると、雪は全てのものを逞しくするのでは、と思えてくる。

雪は、一面では、強い心と体を育ててくれる天からの贈り物でもあるのだ。

雪とのつきあいの方法を考える事が、雪国に暮らす人々の楽しみでもあり、仕事でもあり、冬の日常の差し迫った重要案件でもある。

ドウダンツツジの冬芽。

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