雑談散歩

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雪に埋もれた雪囲い

雪のなかのドウダンツツジの植え込み。


久しぶりに平和公園に出かけたら、公園の中は雪だらけ。
すっかり雪に埋まっていた。
青森市に管理された都市公園だが、積雪時の散歩道の除雪は無い。

冬場は運動不足になりがちだから、公園の散策路を除雪して市民の運動不足を解消したらどうだろう。

一部の少数の市民のために、除雪の莫大な予算はかけられない。
市では、冬場の生活道路の確保だけで手一杯なのだ。

写真の通り市の管理は冬支度まで。
その後の平和公園は雪に埋もれて冬眠状態。
でも、雪囲い集落の雪囲いの中は冬芽達で元気いっぱい。

雪薮をこいで、雪囲いの中を眺めにくる散歩人に明るい愛想を振りまいている。
冬にエネルギーを蓄えている我々を見てくれ、と言っているようだ。
もっと降雪が激しくなれば、雪囲い集落に誰も近づけなくなる。
その時に、冬芽達の静かな安息の空間が広がるのかも知れない。

雪に閉じ込められることで広がる空間がある。
雪に閉じ込められることで発展する文化がある。
雪囲い集落の冬芽達を眺めていると、そう感じる。

雪折や よし野の夢の さめる時  

与謝蕪村

雪に埋もれた雪囲いの中で眠っている冬芽の夢はどんな夢か。



雪のなかの雪囲い集落。


雪囲い長屋。


元気な冬芽。


温かそうな雪囲いの内部。


だんだん雪に埋もれていく雪囲い集落。

冬芽は「冬萌」とも言い表されている。

冬萌冴ゆ 調子昂める よいとまけ  
加藤知世子

情景として、雪は無いかも知れないが、冬の寒さを突き破るような「よいとまけ」が聞こえそうだ。
雪に埋もれた雪囲いのなかで、冬芽達が「よいとまけ」と調子をとって気勢をあげている。
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