青い空と緑の森と黄色い花(ブタナ)

ブタナの大群落。
半日、郊外の公園で遊んだ。

右の写真の、黄色い花の大群落はブタナだ。

タンポポによく似ているから、タンポポモドキとも呼ばれているとか。

今日の青い空と、遠くの緑の森と、広がる黄色い花の草原との、色の取り合わせが面白い。

いかにも初夏の色合いだ。

ブタナは、タンポポ同様に可愛い感じの花だが、「外来生物法」では要注意外来生物に指定されている。

「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」の目的は第一章の第一条に記載されている。

以下の赤文字は法文からの抜粋。

「この法律は、特定外来生物の飼養、栽培、保管又は運搬(以下「飼養等」という。)、輸入その他の取扱いを規制するとともに、国等による特定外来生物の防除等の措置を講ずることにより、特定外来生物による生態系等に係る被害を防止し、もって生物の多様性の確保、人の生命及び身体の保護並びに農林水産業の健全な発展に寄与することを通じて、国民生活の安定向上に資することを目的とする。」


今のところ、ブタナの「人の生命及び身体の保護」に害するような、特別な問題点は見当たらないようだ。

ブタナは、土壌の種類や土壌の乾湿状態、荒れ地に対する適応性は大きいと言われている。

耐寒性に優れていて、日本全国の平地から高山地まで分布を広げ、あちこちで上の写真のような大群落をつくっている。

刈り取りや踏みつけへの耐性もあるらしい。


ブタナという名前の由来は、豚が好んでこの草の根を食べることからきているらしい。

フランスでは、この草の俗名が「豚のサラダ」となっていて、それが直訳されて「ブタナ」という名前になったという。

昭和の初めに北海道で発見されて以来、短期間で日本全土を席券した精力絶倫のタンポポモドキなのだ。

「ブタナ」という吐き捨てるような命名は、この植物の精力絶倫に対する嫌悪感を示しているようで面白い。

「外来生物法」では要注意外来生物に指定されているのだが、養豚農家にとっては、餌代が助かっているという話は、あるのかないのか定かではない。

「青い空と緑の森と黄色い花」という風景のバランスが良いわりには、日本の植物の生態上のバランスは、このブタナの群落のボリュームから見るに、かなり崩れているようだ。

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