青い空と緑の森と黄色い花(ブタナ)
ブタナが群生。 |
半日、郊外の公園で遊んだ。
右の写真の、黄色い花の大群生はブタナだ。
タンポポによく似ているから、タンポポモドキとも呼ばれているとか。
いかにも初夏の色合いだ。
ブタナは、タンポポ同様に可愛い感じの花だが、「外来生物法」では要注意外来生物に指定されている。
以下の赤文字は法文からの抜粋。
今のところ、ブタナの「人の生命及び身体の保護」に害するような、特別な問題点は見当たらないようだ。
耐寒性に優れていて、日本全国の平地から高山地まで分布を広げ、あちこちで上の写真のような群生になっている。
刈り取りや踏みつけへの耐性もあるらしい。
ブタナという名前の由来は、豚が好んでこの草の根を食べることからきているらしい。
フランスでは、この草の俗名が「豚のサラダ」となっていて、それが直訳されて「ブタナ」という名前になったという。
昭和の初めに北海道で発見されて以来、短期間で日本全土を席券した精力絶倫のタンポポモドキなのだ。
「ブタナ」という吐き捨てるような命名は、この植物の精力絶倫に対する嫌悪感を示しているようで面白い。
「外来生物法」では要注意外来生物に指定されているのだが、養豚農家にとっては、餌代が助かっているという話は、あるのかないのか定かではない。