荒れ地に咲く可愛い黄色の花、ミヤコグサ
ミヤコグサ。 |
どこにでもある花だが、この辺ではあまり見かけない野草を見つけた。
建物を取り壊した後、しばらく駐車場になっていた土地。
今は、柵で囲ってあって、まったくの空き地になっている。
駐車場の時は、除草剤をまいていたのだろう。
長い間、ほったらかしの空き地になっていたが、草がぼうぼうに生い茂ってはいない。
除草剤の効力が失せた箇所に、ちょこちょこ野草達が育ち始めた。
野草達が生え始めた箇所は、空き地全体の一割ぐらい。
そんな場所でも、ミヤコグサは黄色い奇麗な花を咲かせる。
よっぽど荒れ地に強いのだろう。
ミヤコグサの花は、ツルインゲンに似ている。
ツルインゲンは、品種によって白や赤の花を咲かせるが、ミヤコグサは鮮やかな黄色。
花が似ていると思って調べてみたら、ミヤコグサはマメ科の多年草であった。
マメの花にはどこか共通するものがある。
下の写真のように、ミヤコグサの群生の中に、シロツメクサが混じっている。
シロツメクサも意外なことに、マメ科の多年草なのだ。
意外と書いたのは、シロツメクサの花はマメの花っぽくないからだ。
花の形は違うが、シロツメクサとミヤコグサは、同じマメ科同士なので仲が良いのだろうか?
仲が良いのか悪いのか、しばらく見てみないと解らないこと。
下の写真からは、ミヤコグサの方が優勢なように見える。
シロツメクサは踏みつけや切断に強い丈夫な野草だから、この先の勢力分布はどうなるのか。
それは、この荒れ地をしばらく見てみないと解らない。