勝田公園で公園樹のケヤキの葉に、ケヤキフシアブラムシの虫コブが大量発生
ケヤキの葉に寄生するケヤキフシアブラムシの虫コブ。 |
勝田公園にあるほとんどのケヤキの木の葉には、ケヤキフシアブラムシと思われるものの虫コブが大量についている。
ケヤキフシアブラムシの虫コブについては、以前も書いた。
現在、ケヤキの葉に取りついた虫コブの数量は、このとき(5月23日)よりも数倍増している。
一枚の葉に、多い箇所では4〜5個の虫コブが、大きな大腸ポリープのようについている。
これはちょっと気味が悪い。
今年は、ケヤキフシアブラムシが異常発生するかも知れない。
勝田公園には、カツラやソメイヨシノ、シラカバ、トチノキ、ツツジなどが植えられているが、これらには虫コブは見当たらない。
ソメイヨシノの葉で、芋虫のような虫コブを少し見かける程度である。
勝田公園から1キロ近く離れた、平和公園のケヤキの木には、それほど虫コブがついていない。
平和公園のケヤキは、ほとんどが大木なので、地上3メートルあたりから枝が生えている。
勝田公園のケヤキは、まだ小さく、地上1.8メートルあたりから枝がついていて、虫コブは地上2メートル前後にわたって大量に発生している。
ケヤキフシアブラムシは高いところが苦手なようだ。
そのおかげで、平和公園のケヤキは助かっている。
このケヤキフシアブラムシの幼虫をスズメが食べるそうだが、こんなにたくさんあっては辟易するだろう。
田舎でよく見かけたスズメの大群は、このあたりでは見かけることも無い。
このところの小雨も、ケヤキフシアブラムシの虫コブの大量発生の手助けになっているとすると、敵なし状態ではないか。
ケヤキフシアブラムシは7月の中頃から8月にかけて羽化するというから、今年の勝田公園周辺は、虫で賑わう夏になりそうだ。