白い花と赤い花、どちらを好むか?
公園のヤマボウシが咲いた。 |
散歩コースにある小学校のグランドの脇の公園で、ヤマボウシの赤い花を見つけた。
赤いヤマボウシ。
子どもの頃、似たような題名の映画を観たことがある。
たしか・・・「赤い影法師」という忍者物の映画だった。
さて、赤いヤマボウシの花はベニヤマボウシと呼ばれている。
白い花のヤマボウシとは品種が違うようだ。
白い花と赤い花と、どちらを好きかと問えば、多くの人は赤い花と答えそうな気がする。
赤い花の方が、花としてあでやかに見えるからだ。
艶があって奇麗だという人もいるだろう。
白い花の方が清楚で慎ましい感じがして好きという人もいる。
好みは様々だ。
その好みが、その人の生き方を想像させるから面白い。
その好みが、その人の生き方を想像させるから面白い。
白と赤の対決は、清楚と「あでやか」の対決のようである。
高峰秀子さんと小暮実千代さんの対決を思わせる。
といっても、これは架空の対決のこと。
ヤマボウシの白と赤の花から連想したまで。
ヤマボウシの赤い花と書いたが、下の写真のように花びらに見えるものは、実は「総包片」という葉の一種。
4枚の「総包片」の中央にある球形のものが集合花である。
「植物学的」にはそうらしいが、観賞する者にとっては「総包片」も花びらのようなもの。
小暮実千代さんの妖艶さは、実際は小暮実千代さんの花ではなかったかも知れないが、私の記憶のなかでは妖艶な花だった、というのに似ている・・・・かも知れない。