鉢植えの赤いバラが一輪咲いた
鉢植えの赤いバラ。 |
家の者がホームセンターで購入した安価なバラが、きれいな花を咲かせた。
コーナーの隅に置かれていた安売りのバラの苗を買ってきたのだ。
確か150円ぐらいだったと思う、と言っていた。
記憶にはっきり残らないほどの安物の苗なのだろう。
そのバラが花を咲かせた。
世界の伝統色にローズレッドというのがある。
CMYKでいうと、C:0% M:59% Y:39% K:8%だ。
この数値で出力すると、写真のバラの色より薄い赤になる。
ローズという名前がつく色は薄めが多い。
園芸店に行くと「ラバグルート」という真紅のバラがあって、この苗は3000円ぐらいするらしい。
燃えるような情熱的な真紅の色には、それなりの値段がつくのだろう。
花の値打ちを決める要素のひとつは、色であるのだ。
この写真のバラが、なんと言う名前のバラかは不明。
家の者も、何気なしに安いものを買ってきたので、バラの名前までは記憶していない。
こんなに安いバラでも花が咲くのだろうかと思っていたそうだが、きれいな赤い花が咲いた。
「這えば立て、立てば歩め・・・・」ではないが、花が咲いたら、どんな実がなるのか楽しみになる。
つるバラの実は見たことがあるが、写真のようなバラの実は、まだ見たことが無い。
果たして実がなるのかどうかもわからない。
写真のような八重咲きのバラは、おしべとめしべが花びらになっているという。
こういう花は受粉がうまくゆかず、実もつかないらしい。
まして、この鉢植えのバラは一輪しか花が無い。
結実して種子を残すために植物は花を咲かせるのだが・・・・、野生の植物と園芸用の植物では生き方が違うのだろう。