庭の草取りでヤブ蚊にまぶたを刺されて腫れ上がる
庭の草薮。 |
知人が、まぶたを蚊に刺されたらしい。
彼の目の上が赤く腫れ上がっている。
左目のまぶたが腫れて、お岩さんのようになっている。
もっとも、知人は男なので、お岩さんに例えるのも変な話なのだが・・・。
庭に生い茂った草が気になっていたので、夕方、用事で家の外に出たついでに草をむしり取っていたらヤブ蚊に刺されたという。
草取りはついで仕事だったので、短パンにTシャツ、サンダル履きという服装だった。
これがいけなかった。
草取りの危険性を侮っていたのである。
短パンにTシャツでは、肌の露出部分が多すぎる。
その肌をめがけて、ヤブ蚊が集合してきた。
すねや足の甲の辺りを数カ所刺された時点で、引き上げようと思ったらしい。
そのとき、ヤブ蚊の羽音が耳のそばで唸った。
まぶたをチクリ。
夜は、まぶたに市販のかゆみ止め軟膏を軽く塗って、ビールを飲んで寝たらしい。
夜は、まぶたに市販のかゆみ止め軟膏を軽く塗って、ビールを飲んで寝たらしい。
夜中に小用で起きて、洗面所の鏡を見てびっくり。
鏡に映っているのはお化けのような自分だった。
その日の午前中に、皮膚科の医院へ。
医院での注射と服薬で、3日後ぐらいに顔が元にもどった。
蚊に刺されたぐらいだから医者にかからなくても、やがては元にもどったことだろう。
彼は大事をとって、皮膚科へ行ったのだ。
そのとき医師に言われたことは、痒くても掻いてはいけないのと、まぶたを冷やすこと。
これが、腫れを早く無くする方法であるという。
注意しなければならないのは、「まぶたの腫れ」は「ものもらい」とかバセドウ病が原因で起こる場合もあるということ。
原因がはっきりしないのに、虫さされだろうという素人判断は症状の悪化につながる。
特にまぶたは、血液とリンパ液の流れが豊富であるために日頃から腫れやすい部分。
「まぶたの腫れ」を日常茶飯の事と軽々しく考えない方が賢明であるという医師の話であった。
「まぶたの腫れ」も場合によっては専門医の診察を受けなければならない。
さて、草取りの服装について一言。
(1)黒っぽい衣服は蚊や蜂の好むところだから、なるべく避けること。
(2)肌の露出は可能な限り少なめに。
(3)白っぽい衣服で肌を被い、目の保護のためにゴーグルを装着するのがベスト。
これが、知人が得た教訓だった。
もちろん、この時期、熱中症にも要注意である。