林縁でにぎやかに咲く夏の白い花・クサギ
【クサギの白い花。写真が下手で、見にくくてごめんなさい。】 |
林道を散策中、林縁でクサギの花を見つけた。
白い花が一斉にわーっと咲いていて、とてもにぎやかである。
クサギは、その名の通り「臭い木」が名前の由来であるらしい。
クサギの葉を揉むと独特の匂いがする。
まあ、樹木の葉は、クサギに限らず、それぞれ独特の匂いを持っているものだが。
クサギの葉が人間に臭いと感じられて、そういう木の名前になってしまった。
花に顔を近づけると、かすかな良い香りが漂っている。
ユリの花の香りにちょっと似ている。
人は臭い匂いに囚われ過ぎて、甘い香りに触れる機会を逃がしてしまう。
白い花びらの奥にある赤みがかったものが萼(がく)。
花が終わると、この萼(がく)の色がだんだんと濃くなる。
この萼が、白い花が終わった後、赤い花が咲いたような印象を見る者に与える。