公園の松林の中に生えていたキノコ
松の落ち葉の中からキノコが出ている。 |
犬の散歩コースの公園でキノコを見つけた。
公園の中に、ちょっとした松林があって、そのキノコは松の枯葉の中から生えている。
柄は白くて太い。
傘は、赤みを帯びた白っぽいもの。
ちょっとサクラシメジに似ている。
だが、サクラシメジは広葉樹林の林床に生えるキノコだ。
この写真のように、サクラシメジは松の枯葉の中から頭を出すことは無いようなのだ。
調べてみると、サクラシメジによく似ていて、針葉樹の林床に生えるキノコがあった。
「サクラシメジモドキ」という名のキノコである。
「擬き(もどき)」とつくのであるから、サクラシメジに匹敵するほどのキノコなのだろう。
サクラシメジの熱烈なファンなら、喜んでこのキノコを摘み取るところなのだろうが、私はサクラシメジのファンではない。
写真を撮って、この後の経過を観察することにした。
サクラシメジもそうなのだが、サクラシメジモドキも柄の白い色が、日にちが経つにつれて傘の色と同色になるという。
それと、傘の裏のひだも詳しく見てみないといけない。
いろいろ調べたら、このキノコがサクラシメジモドキであるかどうか判明するだろう。
都会の公園の自然は、大自然のミニチュア版であるという側面を持っている。
人間の作った「自然」としての公園に、大自然からの進入者として、こんなキノコが混じっているのだろう。
公園の手入れ(維持監理)とは、人間の作った「自然」の状態を保つこと。
だが、人間のそんな思惑をよそに、大自然は、色々な進入者を送り込んでくる。