夏の草原に咲いた白いニホンハッカの花
草薮の中の白い花。 |
岩木川の広い河川敷を利用してつくられた公園で、ニホンハッカの白い花を見つけた。
場所は、つがる市稲垣町付近。
ニホンハッカは、日本在来のハッカ。
植物図鑑で調べると、シソ科ハッカ属の多年草とある。
子どもの頃は、よくハッカ菓子を食べたものだが、そのことを懐かしく思うのは高年齢世代であるようだ。
ハッカ菓子はハッカ独特の清涼感があって、その昔、夏場に好んで食べられたお菓子。
現在では「ミント」と英語名で言った方が、ハッカ(薄荷)よりも通じやすいかも知れない。
ハッカの効能は色々あると言われている。
おもにハッカ油として精製されたものが多く利用されているとか。
ハッカ油とは、簡単に言えば、乾燥したハッカを水蒸気蒸留した精油のこと。
ハッカ油の効能について興味のある方は「ハッカ油」で検索してお調べ下さい。
公園の通路脇に茂っていたニホンハッカの葉を摘んで、ちょっと揉んで顔に近づけると、独特の香りがした。
この香りで、気分がスッキリするということはあるかも知れない。
しかし、少々きつめの香りだから、苦手な方もいることだろう。
これで岩木川が清流であったなら、ハッカの爽やか効果も増すに違いない。
夏の草原で見つけたニホンハッカの白い花は、ただ眺めているだけでも気分が安らぎそうな雰囲気をもっていた。