雑談散歩

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2013青森ねぶた祭の写真

ねぶた1
ビニールの雨よけの無い、自衛隊さんのねぶた。


昨夜はねぶた見物に行った。

ねぶたの運行開始時刻は、夜の7時10分なのだが、その時刻になってもいっこうに動く気配がない。

7時20分、30分と待ったが、まだまだねぶたの運行は始まらない。

7時40頃、号砲(花火)が鳴って、やっとパレード開始となった。

沿道のお客さん達から拍手と歓声があがった。

ありがたいことに、辛抱強いお客さん達である。

「おそいねぇ、何してんだよ!」というような、不平をもらすお客さんは、私の周囲にはいなかった。

場末のストリップ劇場なら開演時間30分の遅れで、暴動が起きていたかもしれない、というのは冗談だが・・・。


権威に対して我慢強い国民性が、祭りの現場でも発揮されている、と言うべきか・・・。

それだけ、青森ねぶた祭は「権威的」であるのだなぁ。

だから30分の開始の遅れなど、たいした問題ではない。

「カラスハネト」と呼ばれている闖入者によって、祭りの権威が貶められることの方が大問題なのである。

私の知る限りでは、今日の地元紙には、昨夜の運行の遅れについての記事は無かった。

ただ、「青森ねぶた祭」のひとつの権威である「ねぶた大賞」の発表が大きく掲載されてあった。


昨夜は雨降りの天気予報だったので、ねぶたはほとんど雨よけの透明ビニールで被われていた。

これでは、ねぶた見物の楽しみは半減である。

「ビニール本」ならぬ「ビニールねぶた」では観光客の方もがっかりしたのでは。

8時10分頃から、小雨がぱらついてきたので、私は退散。

「ビニールねぶた」は雨に濡れてまで見るほどのものではない。


短い見物時間だったが、その中で、あえてビニールを被せないねぶたが2台あった。

自衛隊さんとサンロード青森さんである。

その他にも、ビニール無しでパレードしたサービス精神旺盛なねぶたがあったかも知れないが、中途で退散したために確認できなかった。

自衛隊さんは、我が隊の勇猛果敢ぶりをアピールするために、ビニールを被せないのだろう。

「わしらは、雨でねぶたがボロボロになっても最後まで突進するぜ。」みたいな意気込みなのだ。

サンロード青森さんは、青森市内にあるショッピングセンター。

店内のホールでも、いろいろなイベントに取り組んでいる事業体である。

だから、イベントはどうあるべきかについて、熟知しているのかも知れない。

少々の雨降りに、ねぶたにビニールをかけてしまっては、その見栄えは半減する。

それでは、せっかく雨の中を見物にみえたお客様に申し訳ない。

そういうエンターテインメントを目指す心意気が、祭りの象徴を、あえてビニールで被わなかったのだろう。

祭りの心意気をビニールで被ってしまっては「精彩に欠ける夏祭り」という印象だ。


ねぶた2
ビニールの雨よけのないサンロード青森さんのねぶた。

ねぶた3
サンロード青森さんのねぶたをややアップ。


ねぶた4
サンロード青森さんのねぶたのアップ。


ねぶた5
ビニール被いのねぶた。


笛吹き
太鼓の後に続く笛のお姉さん方。


ねぶたのハネト
ハネト乱舞。


ねぶた6
ビニール被いねぶた。


ねぶた7
ビニール被いねぶた。


ねぶた8
ビニール被いねぶた。


ねぶた9
ビニール被いねぶた。


ねぶた10
ビニール被いねぶた。
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