雑談散歩

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暑くて寝苦しい夏の夜に眠る方法

眠る犬
良く眠る犬。
残暑が厳しく、北国のこの地方でも暑い夜が続いている。

熱帯夜とまではいかなくても、暑い夜に慣れていない人達は睡眠不足ぎみであるとか。

かくいう私は、老齢の身でありながら、暑さに強い。

従って、他人には暑くて寝苦しい夜でも、私はスヤスヤ状態なのだ。

別にクーラーや扇風機を頼っている訳では無い。

アイスノンも不用。

ただ、2階寝室の窓は全開で眠る。

窓を開けて寝ると、ちょっとは涼しいのだが、クルマの音がうるさい。

私にとっては、暑さよりも騒音の方が眠れない原因として占める割合が大きい。


私の長い人生の中には、まだぼんやりとしているが、しだいに明確になりつつある「私が眠れない条件」というものがある。

おおざっぱな内容であるが、それを列挙してみる。

(1)寒い。

(2)話し声や、道路を走る自動車のタイヤの音がうるさい(騒音)

(3)寝室が明るい。

(4)翌日納期の仕事が夜になっても仕上がっていない。

なんと、「気温が高くて暑苦しい」が眠れない条件の中に入っていない!

だから、暑い夜でもスヤスヤ眠ることができる。

もちろん、私にとっても、涼しさは快眠の条件である。

快眠の条件を挙げれば、「暑く無いこと」も重要な要素になるだろう。

しかし、私にとっては、『「気温が高くて暑苦しい」が眠れない条件の中に入っていない!』の方がもっと重要な要素なのだ。

じゃ、どうすれば、ドロドロとした暑い夜に惰眠を貪れるのか。

それは、ジタバタしないこと。

暑い夜を眠る工夫とかを、一切しないこと。

これが私の、暑くて寝苦しい夏の夜に眠る方法。

だって、上記(1)〜(4)の状態以外は眠れるんだからね、と、そう自己暗示をかける。

自己暗示をかけつつ、じっとして動かないこと。

「暑いーっ」とうめき声を上げたり、ごろごろ転がったり、子どものように手足をバタバタしたりしないこと。

犬のように、じっと動かないこと。

犬は、ヒトよりも暑さに弱くて、夏の夜は寝苦しいはずなのに、じっと動かないまま眠っている。

犬は多くの野生動物同様、動かないというポジションが眠りを獲得できる位置である、ということを知っている。

もちろん、気持ちも動かないことが大切。

私の場合は、草原の中でじっと動かない大岩を思い描いたりしている。

心と体を、自力で静止状態に保つ。

それ自体が睡眠の「平常の状態」であるから、「もう眠っている」とか「ああ眠れている」という、かすかな「意識の催眠作用」のようなものが働き。

このような、「入眠時幻覚」のようなものを感じとれれば、もう最高!

実際、暑くて寝苦しい夏の夜に、眠れてしまうのだ。


ポイントは、いくら暑くて寝苦しくても、じっとして動かないこと。

「じっとして動くな」とは、床ズレができるほど寝たきり状態が長い、ご高齢の方には申し訳ない話だが・・・。


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