キイロスズメバチの肉食現場(不快に思われる方はページを閉じてください。)

キイロスズメバチ01
キイロスズメバチ。
(この記事には、あなたにとって不快な内容が含まれているかもしれません。
動物の「死んだ姿」などに不快・嫌悪・恐怖を感じやすい方は、今すぐこのページを閉じてください。)


スズメバチは肉食だと聞いたことがあるが、本日、はじめてその現場を目撃した。

スズメバチが乾涸びかけたネズミの死骸を肉食している。

この時期(8月〜10月)、スズメバチは営巣活動が活発になり、もっとも攻撃的になるらしい。

攻撃的といっても、人を見かけたらやみくもに襲いかかるという狂犬スタイルではない。

無意識にでも、スズメバチの巣に振動を与えたりすると、スズメバチはその人物を猛攻する。

スズメバチは、人間の意識など、まったく感知しない。

「ごめん、悪気はなかったんだよ」という言い訳は通用しない。

人間が巣に近づいただけでは、ほとんどの場合、スズメバチは人を攻撃しないという。

その人の周りを飛びながら「威嚇行動」をとる。

これを手で追い払ったりすると、「威嚇行動」が「攻撃活動」にグレードアップする。

不幸にも、スズメバチに威嚇されたら、石のように動かずにじっとして、飛び去るのを待つしか無い。

スズメバチの巣の近くで「威嚇行動」をとられたら、落ち着いて静かに、巣のある場所から離れるのがベストなのだが・・・。

その巣の位置が判然としない場合、離れるどころか逆に巣に近づいてしまい、スズメバチの巣に触れてしまうという危険をおかすこともあり得る。

それは、想像しただけでもゾッとする恐ろしい光景だ。

(1)飛び回っているスズメバチの個体数が多い場所を目視確認できる。

(2)スズメバチの、大量の羽音が発生している方向を、耳で判別できる。

というようなことができないのでは、スズメバチの巣の位置を知ることなど不可能に近い。

まして、パニック状態において。


ただ、山中をハイキング中にスズメバチに威嚇されたら、静かに後戻りすれば良い、と私は思っている。

すでに通り過ぎた場所では、スズメバチの威嚇は無かったので、通ってきた道の近くに巣はないという可能性が高い。

と、スズメバチに対する「退避方法」みたいなものを書いてしまったが、これはあくまでも私個人の方法であって、万人に通じるものではない。

石のように静止しても、登山道を後戻りしても、スズメバチに刺されないとは言い難いので、各自自己責任で慎重に的確に行動する必要がある。


キイロスズメバチは攻撃性が強いので有名なスズメバチだ。

アシナガバチに似ているが、彼らよりも体躯がガッチリとしていて、ちょっと大きめ。

動作も素早い。


キイロスズメバチが攻撃性が強くて肉食だからといって、人間を襲って食べる訳では無い。

キイロスズメバチは、昆虫や動物の死骸などを肉団子のように丸めて巣まで持ち帰る。

この肉団子は、ハチの幼虫の餌になる。

貴重なタンパク源だ。

スズメバチの成虫の身体は、肉団子のような固形物を消化できないらしい。

そこで、幼虫に肉団子を与えて、それを食べる時に幼虫が出すヨダレのようなものを食べてタンパク質を補給しているという。

キイロスズメバチの肉食は、子孫とのギブアンドテイクで成り立っているようだ。



キイロスズメバチ02
キイロスズメバチが肉食している。肉食対称の死骸はフォトレタッチソフトでボカシ加工。

キイロスズメバチ03
餌に群がるキイロスズメバチ。

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