ミゾソバの可憐な花が盛り

ミゾソバの群落
ミゾソバの群落。
仕事場の裏の空き地に、ミゾソバが花盛り。
この間まで、ヨシやブタクサ、オオハンゴンソウが生い茂っていたのだが、その隙間からミゾソバの特徴ある葉っぱが、だんだん上へと顔を出してきた。
山の林道で見かけたミゾソバは、8月の終わり頃に開花している。

空き地の緑色のミゾソバの葉を見るたびに、ここのミゾソバはいつ頃花が咲くのだろう、と思っていた。

それが、ここ4〜5日の間に一斉に花開いた。
もっとも、白とピンクの花弁に見える部分は、実は花弁ではなく「ガク」なのだそうだ。
しかし、花弁であろうが色鮮やかな「ガク」であろうが、見る者にとっては花である。
野草には、こんなに可憐で愛らしい花が多い。
ただ、姿が小さいため、人間の催し事や、観賞花として利用されることは少ない。

確かに大輪の花は、その場に華やかな雰囲気をもたらす。
高価な花を飾れば、贅沢な気分に浸れる。
だが、野草はひっそりと咲いて、見る者を和やかな気分にしてくれる。
季節の変化を彩って、見る者に清々しい感情を湧き上がらせる。
気持ちを浄化させると言っても良い。
そこが、豪華絢爛な飾り花には無い山野草の魅力。

ここの空き地も、春の雪解けの後のヨシ原に始まって、いろんな野草が、その時々の勢力を塗り替えてきた。
おそらく今年の最後は、ミゾソバが花を飾るのだろう。
去年もこんな具合だったか、ミゾソバの記憶はあまり無い。
ミゾソバの茎についた下向きのトゲは、近辺の植物に絡み付いて上へ伸び上がるために使われると言う。
ミゾソバの勢力拡大は来年も続くのか、野草ファンとしては楽しみな空き地である。

ミゾソバ
ミゾソバの茎のトゲ。

花の拡大写真
ミゾソバの花の拡大。

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