土石流で破壊された堰堤

破壊された堰堤を上から見る。
毎年、秋の遅くにキノコ採りに訪れる沢の堰堤が壊れていた。
去年の秋は壊れていなかったので、今年の大雨で壊れたのだろう。
上の写真を見ると、コンクリート製の堰堤ではあるが、断面がボロボロで、相当古いものであることがわかる。

砂防堰堤は、一般的には砂防ダムと呼ばれていることが多い。
土砂災害を防ぐために作られる構造物であるらしい。
大雨でいっきに崩れた大量の土砂や岩石、流木などの土石流をこの堰堤で食い止めて、下流域に土石流の被害を及ぼさないための砂防ダムであるという。

この古くなった堰堤は、その大量の土石流を食い止めることが出来ずに壊れたのだ。
古い構造物ではあるが、こんな緩い傾斜の沢でもこの破壊力であるから、急峻な地形の場所での土石流の破壊力は相当なものだろう。
台風26号による伊豆大島の土石流災害が、その恐ろしさを物語っている。
伊豆大島を襲った豪雨は、ピーク時に1時間雨量が122・5ミリに達し、24時間雨量は800ミリを超えたと言われている。

日本列島では近年、記録的な猛暑や豪雨、竜巻などの災害が相次いでいる。
そういう極端な気象が、地球規模で多発する傾向にあるなかで、伊豆大島の土石流災害が発生したのだ。
青森県内では、極端に大きな 災害は発生していないが、経験から察するに、台風接近時の降水量は例年より増加傾向にあると思っている。
この破壊された堰堤が、それを示しているのでは。

破壊された堰堤を上流方向から見る。

ヤナギの林があった堰堤の裏側(上流部)。
上の写真の、堰堤の裏側には、堆積した土砂の上に、マングローブのようにヤナギの木が生い茂って、その枝に、大量のエノキダケが付いていたのだが・・・。

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