雪の上に落ちたケヤキの実を食べるスズメやハト
ケヤキの落葉についているケヤキの実。 |
私が住んでいる家の周辺の、数カ所の公園や小学校の裏庭には、ケヤキの木が植えられていることが多い。
そのケヤキの中に、前回の記事で書いたように、枯葉が枝先に付いたまま落葉していないものを、ずいぶん見かける。
枯葉が落葉しないのは、ひょっとしたら、この春に見た、ケヤキの葉に寄生する「ケヤキフシアブラムシ」 のためか。
葉が病気だから、「離層」が作られずに落葉しない?
とも、思ったりしたが、どうやら違うようである。
雪の上に落ちたケヤキの枯葉には、ケヤキフシアブラムシに寄生された痕跡が無い。
上の写真のように、落下した小枝の葉の付け根には、小さなケヤキの実が付いている。
そんな小枝がたくさん落ちている場所に、スズメやハトが群がっている。
誰か、この場所に、餌を撒いているのだろうか。
小鳥が群がっている場所の、落下したケヤキの小枝をよく見ると、写真のように、葉の付け根に実が付いていない。
もしかしたら、スズメやハトたちは、ケヤキの実を食べていたのかも知れない。
そう思って、小鳥の足跡が入り乱れている雪の上をよく見ると、砂粒のようなものが、ちらほら見える。
ケヤキの実だ。
やっぱり、スズメやハトは、雪の上に落ちたケヤキの実を食べていた。
白い雪の上に落ちたケヤキの黒っぽい実は、 小鳥にとって見つけやすい。
だから、小鳥たちに実を食べてもらうために、実の付いた枯葉は、雪が降るまで落葉しないのか。
なんてことは無い?。
ケヤキの実はケヤキ自身の子孫繁栄のためにあるのだから・・・。
と決めつけるのが、人間だけの発想?。
ケヤキの大木は、人間の感覚には無い、サービス精神の持ち主かも知れない。
人間の摂理と自然界の摂理が同一だとは限らないからね。
ケヤキの落葉に群がるスズメやハト。 |
実が付いていないケヤキの落葉。 |
雪の上の小鳥の足跡。 |
雪の上のケヤキの実。 |
ケヤキの実。 |