トラックの荷台の雪囲い効果
雪をかぶったトラック。 |
この間作った、トラックの荷台の雪囲いの具合はどうかと覗いてみると、写真の通り。
この調子だと、降雪した後の、トラックの雪かきも楽に出来る。
トラックの「後あおり」を開けて、内部の様子を見ると、雪の侵入は無い。
酷寒時の乾燥した細かい雪(アスピリンスノー)なら、荷台側壁と雪囲いの細い隙間から侵入しそうだが、近年青森市内では、そんな雪にはお目にかかったことが無い。
荷台の床も乾いた状態なので、まあまあの満足感。
昔、大型トラックが、バンボディ(荷台がアルミ製の箱形になっているもの)の上部に60〜70センチぐらい雪を積もらせて走っているのを見たことがある。
あれが後方に雪崩れて来たら、後続車はどうなるのだろうと恐怖した。
トラックは急発進できないから、急発進の「惰性」で 後に雪崩落ちることは無いにしても。
背の高いバンボディだったから、国道の道路標識で、積もった雪が削ぎ落とされでもしたら、事故になりかねない。
雪国では、トラックの荷台の雪囲いも必要だが、トラック上部の雪下ろしも必要である。
早め早めの備えが、雪害から暮らしを守ることになる。
備えを万全に行うためには体力が要る。
スキーにしろ、雪かきにしろ、冬ほど体力の減少を痛感させられる季節はない。
雪との格闘の末に 感じることは、体力という「物質や物体」の不足。
だから冬は、「物質や物体」で体力を補うほか無い。
トラックの荷台の雪囲い効果は、幾分かは、体力の消耗を防いでいる。
そのようにして、「雪と折り合いをつける」のに効果的な「物質や物体」を、日常の瑣末な行為から引っ張り出して生きていかねばならぬ、雪国の人はね。
トラックの荷台の雪囲いにも雪。 |
荷台の「後あおり」を開ける。 |
雪囲いに守られた荷台内部。この格子組天井がいささか和風。 |