2014/02/25

ひな祭りの「大事の前の小事」販促戦略

3月が近いからか、陽気があたたかくなった。

家の周りに積もった雪が、どんどん融け出している。

今日の予想最高気温は6℃だから、あたたかい訳だ。

昼飯を買いにスーパーへ行ったら、総菜売り場横のワゴンの中に、ひな祭りのお菓子が並んでいた。

菱餅やら雛あられやら。

桜餅やら苺大福やら。

三色団子やら。

これがけっこう売れている。

目の前で若い奥さんが、澄んだ色合いの菱餅をひょいと買い物かごに。

3月3日の桃の節句にはまだ間があるが、ひな祭り関連のお菓子を店頭に出せば売れるようだ。

別に3月3日でなくても、そのだいぶ前から、雛人形を飾っている家庭はたくさんある。

ひな祭りを待ち遠しく思う気持ちと、お祭りを長く楽しみたいという気持ちのあらわれなのだろう。

ひな祭りを待ち遠しく思う気持ちは、雪国の人の、あたたかい春の到来を待ちこがれる気持ちに通じる。

そういう消費者の気持ちを購買意欲に転化させる。

ひな祭りの前に、関連商品を並べている期間が長ければ長いほど売り上げが上がる。

この、期間の設定が勝負どころだ。

そういう販促戦略を何と言うのだろう。

早い者勝ちとか。

先手必勝とか。


菱餅のイラスト
菱餅。



スーパーのカラフルな総菜の前で、「大事の前の小事」という慣用句が頭の中にポンと思い浮かんだ。

「大事の前の小事」には 、ふたつの意味がある。

小さな犠牲にかまってはいられないという意味。

大きな事(重要な事)を前にしたら、取るに足りない小さな事(些細な事)などどうでもよいというような。


そうして、もうひとつの意味。

小さな事の積み重ねが重要であるという意味。

大きな事を成す前には必ず小さな事があるから、その小さな事を軽んじていては、大きな事を成しとげることは出来ないというような。

ひな祭り本番の前から、ひな祭りの雰囲気作りをこまめに積み重ね、桃の節句関連の商品を展示してこつこつと販売する。

その「小事」の実績が「大事(ひな祭り本番)」の売り上げに大きく影響するという販促戦略 。

大事の前の小事に抜かり無く、万事よろしく。

ことわざも、販売戦略も、意味や方法を取り違えれば、逆の結果を産む事になる。

なんて、単なる「こじつけ」だろうか。

大事の前の小事。

発想としては、好みなのだが。