2014/03/11

雪をかぶった桜の冬芽(3.11永遠へは戻れない)

桜の冬芽に針状の雪。
今日は3月11日。

3年前(2011年)の3月11日、 午後2時46分に「東北地方太平洋沖地震」が起きた。

それが原因で発生した大津波や余震によって大規模地震災害が拡大。

福島県の沿岸部を襲った大津波は、福島県双葉郡大熊町に立地する福島第一原子力発電所に大きな被害をもたらした。

東日本大震災。


今日の青森市内は、雪が降ったり止んだり。

陽が射し込んだり曇ったりの春の一日。

本日12時現在の青森市の積雪は70センチ。

気象庁の気象データで、震災の日の青森市内のお天気を調べると、以下のようだった。

あの日、2011年3月11日の 、被災地から遠く離れた青森市内の積雪は73センチ。

雪時々曇りのお天気だった。

本日と似たようなお天気具合だったようだ。

こういう平穏が一瞬にして崩れたのだと思うと、今更ながら、当時の被災地の人々が遭遇した、計り知ることのできない恐怖や悲しみの大きさを感じる。


雪は空から降ってくる。

地震は、地中から襲ってくる。

小雪が舞っていたかも知れない平穏だった空と、激震の地上の間で、多くの人々が恐怖と寒さにふるえ、悲しみにふるえた。


あの日から3年。

被災地から遠く離れた青森市の公園で、今日も小雪が舞って、桜の冬芽が雪をかぶっている。

気温が高めなので、雪の結晶同士がいくつも結びついて、粒の大きい雪片となって、桜の小枝に降り積もる。

春の淡雪だから昼頃には融けて、桜の冬芽が空を臨むことだろう。

やがて、冬芽(花芽)が 徐々に膨らんで花を咲かせる。

生命の営みだ。

大きな自然の営みの中、小さな花が生きる一方で人の命が失われる。

花は毎年咲く事ができるが、失われた人の命は戻らない。

人は、小さな花を優しく眺める。

小さな花は、人の心を優しくする。

優しさであふれた人の心をもって、予期出来ない大きな自然の営みを、畏怖しながら生きていかなければならない。

東日本大震災で失われたのは、人や動物の命と優しさ。

人の命は戻らないが、優しさは、花のように毎年咲く事ができるかも知れない。

「Return to forever」と言うけれど、永遠へは戻れない。


春の雪が貼り付いた桜の小枝。

公園の雪枝の雪絵だ。