雪の下の落ち葉

雪融けで地面が姿をあらわした。
公園の雪融けがだいぶ進んで、方々で地面が出始めた。

去年の秋に散った落ち葉が、露出した地面に貼り付いている。

落ち葉の形は去年の秋のままのようだ。

落ち葉は地面の上で分解して養分豊かな土になるという。

低温な冬の間は、変化が進むことはないのだろう。


この落ち葉は、いつ土になるのか。

土状のものに変化するのか。

それは、この落ち葉の下にいるミミズやダンゴムシやダニに訊かなければわからない。

彼らが落ち葉を食べて細かく分解。

さらにもっと微少な生物(菌類)が、黒ずんで土と化しつつある落ち葉を、木や草の栄養分に分解していく。

その分解劇が始まらないうちは、落ち葉は木の肥やしとはならない。


まして、ここは自然の山の中ではない。

高度に管理された自然であるところの都市公園。

自然のサイクルが、どこまで自然に行われるのだろうか。


ところで。

公園の雪融けは樹木の根元回りから始まっている。

これを「根開き(ねびらき)」というらしい。

山でも里でも街でも、樹木の回りの残雪は、こんな風に融けていく。

積雪の多い八甲田山では、「根開き」はすり鉢状に進むから、暖かくなるにつれて、それが大きな穴に成長する。

この穴を「根回り穴」と呼ぶスキーヤーもいる。


こんな、風と太陽が関係している現象は、山岳の森も都市公園の広場も似たようなものなのだが。

落ち葉の行く末には違いがある。

八甲田山のブナ林の腐葉土(腐植土)は一定の厚さの層になっている。

その層の下から順番に、粉状に黒ずんで「土化」しているように私には見える。

それがクッションとなっていて、八甲田山のブナ林の林床はふわふわとした「足触り」が得られるのだ。

近所の都市公園のケヤキ広場には、晩秋になると大量の落ち葉が降り積もるが、業者の手で一掃されてしまう。

だから広場の地面は固いままで、都市住民にとって整備された散歩コースとなっている。

春の雪の中からあらわれた落ち葉は、去年の秋の「落ち葉一斉清掃」から洩れた落ち葉。

この落ち葉はミミズなどの土中生物に食われて分解するよりも、人間の靴に砕かれる方が多いような気がする。

公園の雪の下の落ち葉は木の肥やしとなるよりも、単なる塵となって、風に舞って公園を離れていく。

その塵は高いビルの壁面に付着して、空を眺めながら自身の過去の姿、緑の葉っぱだった頃を思い起こしているかもしれない。

養分として木に取り込まれることもなく永遠に浮遊を続ける「さすらい者」。

それは同時に、植物の生態に無知な素人の、空想の行き着く姿だった。


木の幹の根元の回りの雪が融ける。

「根開き」という

雪融けの泥を冠った落葉。

場所によっては広範囲に雪融けが進んでいる。

乾いた落葉の下から草の青葉が顔をのぞかせている。

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