春になってスズメを見かけることが多くなった
ツツジの植え込みの下のスズメ。 |
陽に照らされた雪の上で数羽のスズメがたむろっているのが見えた。
この間同様、餌を探しているのだろう。
小鳥たちにとって、春は求愛と子育ての時期。
この時期、2羽で行動をともにしているスズメを見かけたら、それはペア(つがい)の可能性が大きいという。
だが、求愛のラブソングであるスズメの「さえずり」 がまだ聞こえない。
というか、私はスズメの「さえずり」 を聞いたことがない。
スズメは地鳴きではチュンチュンだが、「さえずり」は優しい声でヒヨヒヨヒヨと鳴くらしい。
人家の近くを生活の場所としているスズメだが 、その生活の様子はあまり知られていないのでは。
身近過ぎて注目に値しないということなのか。
スズメが、バードウォッチングの対象になることも少ないような気がする。
でも、こんなに可愛い小鳥だから、熱心なスズメファンがいることだろう。
春になってスズメを見かけることが多くなった。
スズメファンの楽しみの季節の到来だ。
ところで、スズメは鳥類の分類では、スズメ目スズメ科スズメ属スズメとなっている。
実はカラスもこのスズメ目のお仲間であるという。
カラスの分類は、スズメ目カラス科カラス属ハシボソガラスなど、となるらしい。
ちなみに、ウグイスもスズメ目に入るというから、スズメは意外にお仲間の多い野鳥のようである。
ただ素人の私には、スズメとカラスの共通点が見いだせない。
八甲田の山奥にもカラスはいるが、スズメは見かけたことがない。
私が知っている共通点といえば、スズメもカラスも行水することぐらい。
カラスは思っているかもしれない。
俺がチュン公と同類 なんて!
スズメにしたってそうだろう。
あたしが、あんな黒くて品の無い鳥とお仲間なんて、人間もひどい事言うわぁ!
早春の晴れた朝、スズメとカラスの鳴き声がにぎやかだ。
飛び立つスズメ。 |