空き地の囲い柵のいろいろな方法
貫板と丸太。クルマの出入り用外し板付き。 |
犬の散歩中に、空き地を囲むための凝った柵を見つけた。
上の写真がそれ。
板材は、まだ新しい。
地面に丸太を打ち込んで柵の柱にしている。
その丸太柱の内側と外側に、写真のように交互に貫板を釘止め。
空き地内に柵の筋交いをとらなくても、きちんと直立している。
丸太はまっすぐに立っているし、背丈もそろっているので素人の仕事ではないようだ。
道路に面した柵の中央には、クルマが出入り可能な入口の仕掛けがある。
丸太を挟む恰好で貫板を止めてある。 |
開け閉め可能な柵の入口。 |
上の写真のように、入口に当たる部分に、柵の貫板よりも幅広の板を入れたり外したり出来るように、細工が施してある。
入口の両側の丸太柱に角材で溝を作り、その溝に着脱可能な板をセット。
これで、必要なときに、容易にクルマの出入りが出来る。
簡易ではあるが、ちょっとシャレた作りなので、周囲に対する圧迫感が少ない。
和風な感じがしゃれている。
下の写真は単管を柵のように組んでいるもの。
こちらは、空き地ではなく有料駐車場の 囲い柵。
簡易ではあるが、柵としての役割は充分はたしている。
柱用に使っている単管が、コンクリート舗装の中に埋め込まれているから、この駐車場が出来たときからの柵なのだろう。
単管は鉄骨材に比べて安価だし、一般の入手も容易で、わりと持ちも良い。
単管をコンクリート舗装に埋め込んでいる。 |
駐車場の簡易囲い。 |
角材の柱に貫板を止めてある。内側の筋交いも角材。
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上の写真は太い木製角材を柱として使用し、角材に貫板を打ち込んだもの。
等間隔で角材の筋交いが設けられている。
貫板が5段で、空き地の囲いとしては密な感じ。
その分、人を寄せ付けない雰囲気を持っている。
筋交いが強固な構造材になっているので、丈夫そうである。
柵の高さもあるので、強固に人の侵入を拒んでいる印象だ。
貫板を5段に打ってあるので子どもの入る隙もない。
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下の写真は単管を低く組んで、空き地の囲い柵にしている。
柵の背が低い割りには、筋交いを設置。
単管の接合部の金具には安全カバーをかぶせている。
空き地を囲うよりも、周囲の安全に気を配っている感じだ。
空き地の囲い柵は、境界を示す柵のようである。
しかし、柵は柵。
乗り越えやすい柵であっても、柵は進入禁止のサインなのだ。
クルマの侵入も人の侵入も、背を低くして、謙虚に拒んでいる。
単管の接合部を安全カバー。 |
柵を低くして周囲との融和を計っているような。
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下の写真の竹製の柵は都市公園のもの。
市民の訪れる公園だけに、竹を使って景観を良くしている。
公園の通路と資材置き場の間に設けられている柵。
等間隔に木製の丸い杭を、柵の補強材として打ち込んである。
空き地や駐車場や公園の囲い柵にはいろいろな方法がある。
あえて周囲との融合に抗するもの。
あえて周囲との調和を得ようとするもの。
囲い柵の方法は、その目的によってさまざまだ。
公園内の竹柵。 |
雰囲気を大事にした竹の柵。 |