石垣の隙間からヒメオドリコソウが顔を出した

ヒメオドリコソウの葉。
春の陽光で暖まった石垣の隙間から草の若葉が顔を出している。
見覚えのある葉だが、はたして何だったか。
葉の特徴から、シソ科の草には違いないのだが。
と、道沿いの石垣を見て歩いていたら、花が咲いているのに出会った。

なんだ、ヒメオドリコソウだったか。
広がって群生する草なのだが、石垣の隙間からおしとやかに顔を出していたので気がつかなかった。
もっとも、こんな生え方の方がヒメオドリコソウという可憐な名前に合っているように思えるが。
ヒメオドリコソウの種子を蟻が運搬するという話を聞いたことがある。
だから、こんな石垣の隙間から顔を出しているのか。
いかにも蟻が好きそうな石垣だ、などと変に感心。

びっしりと群生するので、雑草としてスギナなどとともに嫌う人も少なくない。
半狂乱になって除草する人もいるかもしれない。
そのように、人を踊らせるからオドリコソウなのではない。

オドリコソウは、花の形が、笠をかぶった踊り子の姿を思わせることから 、この名前がついたと言われている。
そのオドリコソウよりも、茎の背丈も、花も、ずっと小さいのが写真のヒメオドリコソウだ。
見れば見るほど可憐な花。

花の愛好家を自負する奥様達の、ほとんどは園芸植物愛好家。
野の花に目を向ける人は、あまり多くいない。
この記事にヒメオドリコソウの花のアップの写真がないから、その可憐さがわかりにくいのだが。
緑一色のオドリコソウと違って、ヒメオドリコソウは茎の上部の葉が赤紫に色づく。
その姿が、花笠をかぶった踊り子に見えなくもない。
整列してでもいるように群生している様は、ねぶたのハネトのようでもある。

ヒメオドリコソウの小さなざわめきがだんだん大きくなると、青森の夏が近づく。

石垣の隙間から顔を出しているヒメオドリコソウの若葉。

もう花が咲いている茎もある。

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