2014/04/24

日陰の湿った場所で見つけた白い花(タネツケバナか?)

白い可憐な花。

近所の小学校の 裏庭(北側)で小さな花が咲いていた。
この裏庭は、公道に面していて、犬の散歩のときに眺めながら通る所。
7年近く歩いていて、今日初めて、写真の白い花に気付いたのだった。

株状に生えたものが、数個あったなかで、一番大きい株の写真を撮った。
はて、なんという花だろう。
花の横から突き出ている、角(つの)のようなものは何だろう。

この角が、この草の特徴になっているのだが。
花弁の状態はどうなっているのだろうと目を近づけたら、犬が引っ張る。
犬は、いつもこの辺で臭いを嗅ぎ回って忙しく動き回る。

この北向きの湿った場所は、町内のワンちゃん達の「オシッコ場」になっているのだ。
犬のオシッコ攻撃にもめげずに、この草は可憐な花を咲かせているのだ。

インターネットの野草図鑑で調べたら、「タネツケバナ」というアブラナ科の草にもっとも似ていた。

花の回りに細長い果実が伸びている。

 細長い棒状の角(つの)のようなものは、タネツケバナの果実で、こういう果実は「長角果(ちょうかくか)」というらしい。

「長角果」はアブラナ科の植物で多く見られるという。

タネツケバナの果実は斜上してから直立するらしいが、写真のような発育状態では、まだそれを確認出来ない。
稲作農家では、稲の種籾(たねもみ)を苗代に播く前に水に浸ける。

私は津軽半島の寒村の出身だから、春先に行われるこの作業風景はよく見かけた。
その頃に、この白い花が咲くので、「種浸け花(タネツケバナ)」となったというのが名前の由来らしい。

名前の知らない白い花の名探しをすることで、遠い記憶がよみがえった。
自然を相手にして作物を育てている農業文化が生んだ植物名なのだね。

タネツケバナ属は10種類以上あって、お互いに似ているので、見分けるのが難しいと言われている。
みんな、湿った場所を好むのかと思ったら、タネツケバナに最もよく似た外来種のミチタネツケバナは、やや乾いた場所でも平気らしい。

似てはいても、生き方が違うのは人間と一緒のようだ。

こんな株が3〜4ヵ所あった。
花の立ち姿。葉は羽状複葉のように見える。

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