ナズナに似て総状花序、白い花、果実は丸い(マメグンバイナズナ)

マメグンバイナズナの白い花。


上の写真は、この前、ムラサキツユクサに出会った堤防歩道を散歩したときに見つけた草。

総状花序の果実の付き方がなんとなくナズナに似ている。
草の雰囲気もナズナっぽい。
でも、果実の形が、ペンペン草と違って丸い。
ナズナの「お仲間」に違いないのだろうが、なんという名前の野草なのか、気になっていた。

そこで「ナズナに似て総状花序 白い花 果実は丸い」というキーワードでネット検索。
検索にひっかかったページ群を丹念に調べていたら、これではないかという野草を見つけた。

マメグンバイナズナ。
グンバイナズナという草があって、それよりも小型だからマメグンバイナズナ。
ナズナの果実の形は、三味線のバチに似ていて三角形。
マメグンバイナズナの果実の形は、円形。
果実の先端に少し窪みがあって、軍配の形に似ている。

それで、そういう特徴を持ったナズナの一種だということで、この野草の名前が、そのまんまマメグンバイナズナとなったらしい。
ちなみに、ナズナとは「お仲間」ではなく、属が違う近縁種。


果実の形が、少し軍配に似ている。


一般に、野草は園芸植物と違って、花の小さいものが多いから、目を近づけてよく見ないと、その美しさは見えてこない。
マメグンバイナズナも、何気なく側を通り過ぎれば、ただの草むらだが、よく見れば、可憐な花を咲かせている。

下の写真のように、遠目に見れば、色づいた種子の方が目立っていて、赤っぽい花に見える。
ナズナは、茎の先に4弁花を多数つけるから、よく見なくても白い花が目立つ。
それに比べて、写真のマメグンバイナズナの白い花は、あまり目立たない。
「よく見れば 薺(ナズナ)花咲く 垣根かな」という芭蕉の句は、マメグンバイナズナにこそふさわしいようだ。
だが、マメグンバイナズナでは、かなりの字余りになってしまう。


にぎやかに群生するマメグンバイナズナ。


マメグンバイナズナの可憐な立ち姿。


真上から撮影。さく裂した花火みたい。


マメグンバイナズナのまとめ

マメグンバイナズナは、アブラナ科マメグンバイナズナ属の越年草。
北アメリカ原産の帰化植物。
明治時代の終わり頃、日本に渡ったと言われている。
今では、日本全国の荒れ地、空地、路傍に自生。
秋に発芽して、ロゼット(根生葉)で越年する。
春になって茎を伸ばし、白い花を咲かせる。
開花期は、晩春から夏。

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