雑談散歩

    山スキーやハイキング、読書や江戸俳諧、山野草や散歩、その他雑多なことなど。

空地の草むらが復活

復活した空地の草達。ヨシの成長の勢いがすごい。
先月の6日に草刈りによって一掃された隣家の空地の草達が復活した。
また、一面の草はらにもどった。

この空地が刈り払われる前に花を咲かせていたヒメジョオン、ギシギシ、コンフリー(ヒレハリソウ)はもう姿を消している。
彼らははたして花を結実させて、種をまいたのだろうか。
たとえ種の発芽がなくても、彼らは地下茎を利用して来年も出てくるに違いないのだが。

ヨシ

刈り払われた後に出てきたのは、まだ花の咲いていない草達。
背の高いヨシが、上へ上へと伸びて制空権を得ようとしている。
彼らが背を伸ばすと、夏の風にサワサワ揺れて涼感が漂う。
残暑厳しいおり、ヨシの復活はありがたい。

ヨモギ

ヨシの陰からヨモギも伸びている。
ヨモギは、秋の花粉症の原因植物となっている。
高さが1メートル近くに伸びる植物だが、ヨシの制空権に阻まれて伸び悩んでいる。
そろそろ花を咲かせる頃だ。

オオハンゴンソウ

ミゾソバの群生に埋もれるように咲いているオオハンゴンソウ。

上の写真の黄色い花びらの持ち主は、環境省から特定外来生物に指定されているオオハンゴンソウ。
背の高い植物なのだが、出遅れたのか、伸びきれない様子。
ミゾソバの群生の海に、溺れそうになりながらもかろうじて花を咲かせている。
オオハンゴンソウは地下茎でも繁殖するので、この花が結実しなくても「健在」だ。

ミゾソバ

ミゾソバが密集。
上の写真は、秋に可憐な花を咲かせるミゾソバ。
ミゾソバの別名は「うしのひたい」。
葉が牛の額に似ているからだという。
その「うしのひたい」が空地の一画をびっしりと埋めている。
時期がくれば、金平糖のような形の花が一斉に咲く。
近づいて見ると、ミゾソバの花の美しさがよくわかる。

カナムグラ

勢力を広げそうなカナムグラ。
上の写真は、ヨモギに襲いかかるようにツルを伸ばしているカナムグラ。
葉が5裂しているつる性の草。
茎の下側に細かいトゲを持っている。
そのトゲで周囲の草に絡み付いて繁茂する。
なかなかの荒くれ者。
この荒くれ者は雌雄異株で、初秋から秋にかけて花を咲かせるという。
隣の空地のカナムグラは、じゃじゃ馬娘なのか荒くれ男なのか。
それは、花が咲くまでのお楽しみ。 
Next Post Previous Post

広告