雨の日でも、暗い空の下で輝いている紅葉
雨に濡れた紅葉が輝いている。 |
今年は、公園の紅葉が長続きしていると、この前書いた。
その紅葉が、雨に濡れて、一層輝いている。
水を含んだ黒い幹が、紅葉を際だたせている。
紅葉というと青空が似合いそうだが、曇天の雨の日の紅葉も、晴れの日とは違った趣があって良いもの。
水に濡れると彩度が上がるせいかもしれない。
紅葉は、時間の経過とともに、徐々に色彩を失っていく。
だんだんと枯葉色に近づく。
それが、葉の表面が透明な水の膜で覆われると、以前の色彩が復活するということではないだろうか。
自然のものは、水に濡れると発色が良くなる。
グリーンが混じった川の石なんかがそうだ。
濡れた状態だと、緑色が鮮やかに見えるが、石の表面が乾くと、色が薄れてぼやけたような緑色に変わる。
「光の屈折率」が関係しているのだろうが、その仔細は、私には不明。
その理屈を理解できないことが、雨で潤った紅葉を見物する妨げにはならない。
今日のまとめ
晴れて空気が乾燥していると、遠くの紅葉が鮮やかに見える。雨の日は、目の前の紅葉や、足元の枯葉が鮮やかに見える。
暗い空の下でも、鮮やかさは衰えない。 |
濡れたグランド越しに眺めるモミジの紅葉。 |
鮮やか! |
落ち葉も雨に濡れて発色が良い。 |
雨に濡れた黒い幹が紅葉の赤を盛り上げている。 |
地面に紅葉の点描。 |
枯葉との渋い対比。 |
桜の紅葉と枯葉と青草と。 |