カラスがゴミ袋を漁る理由

ゴミ入れの白い箱とゴミ袋。


生ゴミが入って無いのにゴミ袋を漁るカラス

以前、生ゴミの入ったゴミ袋を、ちょっとの間、駐車場に出していたら、カラスに突かれたことがあった。
コンクリート敷きの駐車場に、あっという間に生ゴミが散乱。
後片付けに大変な思いをした。
空腹のカラスに対しては、ちょっとの油断も禁物である。

今回は、生ゴミ無しのゴミ袋が突かれた。
上の写真のゴミ袋に生ゴミは一切入っていない。
ビニールと紙くず類だけである。
食品の包装紙も入ってはいない。
生ゴミが入っていないから大丈夫だろうと、白いゴミ箱の横に置いたのだ。
それなのに、ゴミ袋がカラスに漁られている。

台所から出た生ゴミは、いつも写真の白いゴミ箱に入れている。
木枠とアルミ複合板で作った頑丈なゴミ箱なので、カラスを寄せ付けない代物。
今日は、このゴミ箱が満杯だったので、箱の横にゴミ袋を置いたのだった。

カラス対策の例

以下に載せた注意書きは、ある自治体がカラス対策として、市のサイトで市民に訴えているもの。

(1)生ごみ処理機などを利用して、台所から出る生ごみの総量を減らしてください。エサになる物が入っていなければカラスも来なくなり、数も減るでしょう。 
(2)ごみ袋を出すとき、カラスのエサになりそうな物は、新聞紙に二重三重にくるんで、ごみ袋の中心部に入れるなどの工夫が大切です。外からエサが見えないようにしてからごみ袋を出してください。 
(3)のら猫対策と同様に、カラスが嫌がるにおいのするクレゾール液や竹酢液を水でうすめてごみ袋の中に撒いておくと嫌がってこなくなります。

カラスが経験で得る知識

(1)の説は至極ごもっとも。
カラスは、自身のエサとなる生ゴミを狙ってゴミ袋を漁るのだから。
私には経験が無いが、(3)の説もそれなりに効果がありそうな気がする。

だが、(2)の説は要注意だ。
このブログに掲載した写真が、それを物語っている。

おそらくカラスは、臭覚や視覚をたよりにゴミ袋を漁るのではないだろう。
人間の習慣を学習して行動するのではないだろうか。
写真のようなゴミ袋には、生ゴミが入っていることが多い。
カラスはそれを、経験的に知っているのだろう。

だから、ビニールと紙くずのみのゴミ袋でも、カラスは以前の経験をたよりに、生ゴミを求めてゴミ袋を突っつきまわる。
そして、生ゴミの不在を確信したときに、はじめて「突っつき作業」をやめるのだ。

こう考えると、上記(2)のアイデアには疑問が湧く。
空腹のカラスは、新聞紙に二重三重にくるまれた生ゴミを難なく見つけ出すに違いない。
そしてそれを、鋭い嘴で引っ張り出し、ご馳走の饗宴に乱舞する。
悪臭ふんぷんたる生ゴミの残骸物が周辺に散らかる。

そんな経験を積めば積むほど、カラスは狂ったようにゴミ袋を突っつきまわすだろう。
間違った方法は、カラスのゴミ漁りを加速させるだけのように思われる。

カラスを撃退するには?

有効なカラス撃退法は、上記注意書きの(3)ではないだろうか。
カラスが、ゴミ袋を嫌なものだと学習すれば、もうゴミ袋を漁ることはしないだろう。
ゴミ袋の「嫌さ加減」が、カラスにとって強烈であればあるほど、利口なカラスはゴミ袋に近づかない。

ただ、その「嫌さ加減」の強烈さが、人間にとっても不快なものだったら、ゴミ収集のオジサンが困ってしまうことになる。


カラスに突かれたゴミ袋の穴。

あらゆる方角から突かれている。

カラスのエサになるものはこのゴミ袋には入っていない。

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