雨上がりのカツラの果実に、水滴がついて良い感じになっている
カツラの枝に水滴。 |
以前、カツラの果実のことを記事にしたことがあった。
カツラの果実は、小さな青いバナナのような形をしている。
これは、今年の初夏の頃、実を結んだものだ。
カツラの実は、雪が降ってもまだ枝に残っている。
果実は、成熟すると黒紫色になるから、青いうちはまだ熟していない。
黒紫色に熟すと鞘状の袋が裂開して、羽の付いた種子を散らす。
その時期は厳冬期ごろだと思われる。
今年の3月の終わりごろ、残雪の上でカツラの種子を見つけたことがあったからだ。
果実は、成熟すると黒紫色になるから、青いうちはまだ熟していない。
黒紫色に熟すと鞘状の袋が裂開して、羽の付いた種子を散らす。
その時期は厳冬期ごろだと思われる。
今年の3月の終わりごろ、残雪の上でカツラの種子を見つけたことがあったからだ。
春の融けた残雪の中から姿を現したのだから、雪の上に落ちたのは厳冬期の頃と思ってまちがいないだろう。
今は雨の水滴がついているカツラの枝先も、雪が降るようになれば霧氷が付いて、氷の白い花を咲かせる。
カツラの果実。 |
乾いた針状の雪が静かに降り積もれば、それが木の枝に付いて、白い雪の花を咲かせる。
牛の角のようなカツラの冬芽も、カツラの果実も、雪をかぶって美しい花を咲かせる。
カツラの枝先に付いた雨上がりの水滴を覗き込むと、やがて訪れる冬の風景が思い浮かぶ。
カツラは寒さに強い樹木だから、淡々として冬を乗り越えていく。
冬の公園を訪れる多くの人たちは、カツラの木の下で身震いしながら冬の通り過ぎるのを待つ。