雑談散歩

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雪かき用角型スコップのイラスト素材

【雪かき用角型スコップ。】


時節がら、当ブログの、雪に関係したページへのアクセスが増えている。
たとえば、「植栽のいろいろな雪囲いの仕方」とか、「私の雪かき道具とその使用方法」とか。
おりしも、雪かき用角型スコップのepsデータ作成依頼があったので、簡単なイラストを書いてみた。

近年、上記イラストのような角型スコップは、雪かき以外にも活躍の場を持つようになった。
それは、スコップ三味線(すこっぷじゃみせん)という「芸」で使われる、三味線の代用品としての需要である。

スコップ三味線は、スコップと栓抜きを、三味線とバチにみたてて、音楽に合わせて津軽三味線の演奏の真似事をするという「芸」。
いわば、「エアギター」の三味線版。
発祥の地は津軽半島の中南部に位置する五所川原市。

雪かき作業は、大まかに言えば、土木作業に分類される。
雪かきスコップは、土木作業に用いる道具の中でも、かなり地味な部類に入るのではあるまいか。

その地味な雪かきスコップが、「スコップ三味線」という「芸」の登場で、一躍脚光をあびている。
津軽三味線発祥の地である、青森県の津軽地方は雪深い土地柄。
雪かき用スコップは、冬の津軽に無くてはならない生活の道具。
その雪かきスコップを津軽三味線に洒落たのだから、なんとも生活感あふれる「洒落」ではないか。

津軽地方の生活感に支えられて、五所川原市では、毎年「スコップ三味線世界大会」が開催されているらしい。
五所川原地方に住む人達は、ちょっと変わった視点で物事をとらえる性質が豊かなように思われる。
その斬新さ、その奇抜さにおいて、「スコップ三味線」は群を抜いている。
この地方特有の、厳冬期の猛烈な地吹雪を、観光資源に変えた精神が、どこかで根付いているせいかも知れない。
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