雑談散歩

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雪国の雪片づけの方法「流雪溝(りゅうせつこう)」

公園に沿った道路脇の流雪溝。
青森市にある平和公園。
その南端沿いの道路には「流雪溝」が整備されている。
この設備のおかげで、付近の住宅の雪片づけが行き届いている。
家のまわりの雪処理がきれいだ。
ただ、自動車道路を横切らなければ流雪溝にはたどり着けない。
それが難点。

幸いこの道路は、自動車の往来が少ない。
それが救い。

雪を捨てる場所があると、市民は雪片づけに精を出す。
労力を惜しまなければ、雪はどんどん片付く。

そうなると、雪片づけに、達成感が得られる。
仕事の成果に喜びが伴う。
雪片づけには、そういう一面がある。

雪かきってキリが無いからナチスの強制労働みたいだ、と言った知り合いがいたが。
「へえ、ナチスの強制労働を体験したことがあるのかね。」
と言ってやったら変な顔をした。
「たとえだよ、もののたとえ。」と彼は顔をしかめた。

この心地よい雪かきを、ナチスの強制労働に例えるなんて。
雪国は強制収容所じゃない。
それに、俺は好んで、この雪国で暮らしているんだぜ。

捨てる場所があって、作業する者に体力があって、時間の余裕があれば、大雪の労苦は半減する。

雪を片づけることは、雪に親しむこと。
そういう「行い」に、流雪溝は、非常に有効な設備だと思う。

スノーダンプに雪を積んで、溝の中へ入れる。
蓋が開いた状態の流雪溝。流雪溝の口は、人間が落下しないように網になっている。
流雪溝のある通り。住宅側の積雪が住民の手によって排除されている。
流雪溝の設備の無い通り。道路の両側に雪の山が出来ている。

流雪溝とは

流雪溝は、自然の流水の運搬作用を利用する。
雪の塊を投入して、水の流れで排雪する施設。
もちろん、全自動ではない。
人力で、流雪溝の投入口まで雪を運ばなければいけない。

また、流雪溝の使用には、安全のためのルールがあり、地域によっては流雪溝管理費用の徴収がある。
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