雑談散歩

    山スキーやハイキング、読書や江戸俳諧、山野草や散歩、その他雑多なことなど。

上部消化管内視鏡検査の説明書(兼同意書)と特定健診について

今日は、特定健診と胃カメラの予約日。
胃カメラの説明書兼同意書は、このあいだの大腸ポリープ検査の日にもらってある。

私は、胃カメラは去年一回体験済み
なぜ胃の検査に一生懸命なのかというと、母親が62歳のとき胃癌で亡くなったから。
遺伝的に、胃癌になりやすい体質なのではと思っている。

この記事は、胃カメラ未体験の方の参考になるかと思い、「上部消化管内視鏡検査の説明書(兼同意書)」の要点を以下にまとめることにした。

■検査目的
食道、胃、十二指腸の一部を直接内視鏡で観察。
癌、ポリープ、潰瘍、炎症などの病気を見つけ、適切な治療を考えるために行う。
この部位の検査としては、もっとも正確な検査方法。
※服用中の薬について
内服の種類によっては、検査の方法が変更される場合がある。

■検査方法
  1. 胃内に食物残渣が全く無い状態で行う。検査前日の午後8時以降は食事をとらないこと(水やお茶、300ミリリットル程度は可)。検査当日は、食事・水分をとらないで受診すること。降圧剤の服用については、看護師に問い合わせること。
  2. 経口内視鏡は、ゼリー状の麻酔薬を咽頭部に15分程度ためて咽頭麻酔を行う。(うまく麻酔をためられない場合はスプレー麻酔をする。)経鼻内視鏡は、鼻にスプレー麻酔をした後、鼻孔部にゼリー状麻酔と管を挿入しての麻酔を行う。内視鏡挿入前に、咽頭部にスプレー麻酔をする。
  3. 検査直前に胃の動きを止める鎮痙剤の筋肉注射をする。緑内障、前立腺肥大症、心臓疾患、糖尿病のある人は看護師に相談すること。
  4. 検査は左向きの体位で開始。通常の検査時間は5~10分程度。組織検査や色素散布するときは延長もある。検査中、胃内に検査のため空気を送るので、お腹が張った感じがする。痛みや気分不良などで検査続行不良の場合は検査を中止する。後日に再施行や代替検査に変更する場合もある。
  5. ポリープや腫瘍などの病変を認めた場合、質的診断のため1~2ミリの組織を採取(生検)したり、色素液(インジコカルミン)を散布して病変部を明瞭にして写真を撮る場合がある。
  6. 検査後の食事は、咽頭部に麻酔がかかっているため検査終了1時間後に水分をとり、むせないことを確認してから食べること。組織を採った人は検査後2時間経ってから食事。当日は風呂、刺激物、アルコールは禁止。
■偶発症について
麻酔薬によるものと内視鏡操作によるものとがある。
その頻度は0.007%、死亡率は0.0045%。
胃の穿孔などは、開腹手術による治療が必要な場合もある。

■代替検査法
バリウムによる胃透視検査。
検査精度は低い。

以上である。
実際、胃カメラの検査を受けたときは、「胃の動きを止める鎮痙剤の筋肉注射」は無かった。
この医院では、先日の大腸内視鏡検査のときも、「大腸の動きを止める鎮痙剤の筋肉注射」は無かった。
注射無しでもスムーズに出来るのだから、不要な注射は無いに越したことは無い。
それに、苦痛も無かったし。

胃カメラは、検査を受ける準備がおおごとではなく、検査時間も短いし、検査自体も楽チンなので、家系(血縁)に胃癌患者をお持ちの方におすすめである。


本日の特定健診(特定健康診査)の内容
  1. 既往歴の調査(服薬歴及び喫煙習慣の状況に係る調査を含む。)
  2. 自覚症状及び他覚症状の有無の検査
  3. 身長、体重及び腹囲の検査
  4. BMIの測定
  5. 血圧の測定
  6. GOT、GPT、γ―GTPの検査(肝機能検査)
  7. 血清トリグリセライド(中性脂肪)、HDLコレステロール及びLDLコレステロールの量の検査(血中脂質検査)
  8. 血糖検査
  9. 尿中の糖及び蛋白の有無の検査(尿検査)
これに、胃内視鏡検査、超音波検査(胸。腹部)、胸部X線撮影を加えてもらった。
胃内視鏡検査で慢性胃炎と診断されたので、ヘリコバクターピロリ菌検査のための血液採取もプラス。

その他は特別問題無しとの診察結果だった。
一安心である。
血液採取の結果は、4月6日以降に出る予定であるとか。

本日の合計検査料金は6,500円。
Next Post Previous Post

広告