風邪をひいた休日は、ブナの森を散策

根開きが始まったブナの森。
「春の風邪」で体調がいまいち。
今日はスキーはやめて、「つぼ足」で、のんびりと山の偵察と決めた。

「つぼ足」とは、かんじきやスノーシュー、スキーを使わずに、雪の上を直接登山靴や長靴で歩くこと。
春の残雪は固くしまってくるので、「つぼ足」でも快適に歩けるようになる。
でも今日は、水分が多めの柔らかい雪で、多少抜かるところがあった。

北八甲田前岳の北側に広がるブナ林。
前岳の北側から西側にかけては、深い谷の無いなだらかな地形が広がっている。
そのブナ林を、スキールートの下見もかねて散策した。

一般のスキーコースは、前岳山頂から北北東に進路をとり、銅像茶屋に滑り降りる。
今回の偵察は、火箱沢林道の中間あたりから前岳を目指して登り、スタート地点に帰ってくるルートの下見。
スタート地点は、前岳の山頂から北北西の方角にある。

雪の広場の下は湿原か。
下見と言っても、標高950メートルぐらいの地点で引き返したのだが。
下の写真は、標高850メートルあたりの森で見かけたアオモリトドマツ。
標高の低い場所での最初のアオモリトドマツにしては背が高い。

アオモリトドマツとブナの混交林に入ると、標高の低い場所から高い場所へかけて、アオモリトドマツが徐々に大きくなっていくのが、八甲田でよく見かける光景。
初見えのアオモリトドマツがこんなに大きいのもめずらしい。

ルート上、最初のアオモリトドマツ。
これから段々斜面が急勾配になるという地点で引き返した。
偵察山行としては、ここまでで充分。
去年は、銅像茶屋方面から前岳に登ったので、前岳の山麓の感じはだいたい分かる。
このコースも銅像茶屋コース同様、前岳の急斜面あり、ブナの森の緩斜面ありで、楽しいスキーツアーができそうなルートに見えた。
ただ銅像茶屋コースは、銅像茶屋が近づくに従って平坦度が増してくるが、今日の下見コースは、最後まで一定の斜度が保たれているようで、快適な滑りが期待できそうである。

帰りはのんびり、ブナの森の散歩。
ブナの根開きの穴は、まだ大きくなっていない。
これから八甲田は急速に雪融けが進む。
その雪融けを追いかけるように全国からスキーヤーが集まる。
今は、そんなお祭りの前の静けさ。

根開き:春になって、木の根元だけ残雪が、すり鉢状に融けること。

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