トイレのスイッチは、なぜ壊れやすいのか

トイレのスイッチ
なぜ、トイレのスイッチは壊れやすいのか。
それは使用頻度が高いからでしょう、と即答されそうだが。

確かに、点けたり消したりが多い。
まして、小用が近い高齢の住人がいればなおのこと・・・。

ところで、トイレの照明は日中も点けられることが多い。
トイレに入るときに、ついつい手がスイッチに触ってしまう。
トイレに入るときは、室内が明るい昼でも、照明をつけるものだと癖になってしまっている。

トイレに入るときはドアをノックするものだ、は忘れても、照明スイッチを押すことは忘れない。
明るい時分にトイレのスイッチを押すことを止めれば、使用頻度は半分になり、スイッチの寿命は2倍になるはずなのだが。

たしかにトイレは、家の中では、比較的暗い部屋になっている。
窓が小窓で、採光も良好ではない。
「狭い部屋には小さい窓」的なバランス感覚が働いているせいなのだろう。

でも、昼間は、照明が無くても、それなりに用を足せる明るさになっていることが多い。
それなのに、なぜいつも、トイレのスイッチを押してしまうのだろう。

それは、「狭い」は「暗い」を連想してしまうからではないか。
そして、トイレの中が暗いと、余計に狭さを感じてしまい、窮屈な感じや圧迫感におそわれるからではないだろうか。

薄暗いよりは、照明で明るくした方が、トイレの狭さによる圧迫感を和らげることができる。
極端な話、闇は圧迫感を伴い、明るさは開放感を生じさせる。
闇には縮小していくようなイメージがあり、明るさは拡散していくようなイメージがあるからだろう。

広いトイレで用を足すのは気分が良いものである。
トイレが広いと、室内の空気が清潔に感じられて、のびのびとした気分になる。
反対に、トイレが狭いと、不潔な空気がこもっているようで息苦しい感じにおそわれる。

それで、昼間でも、少しでもトイレの中を明るくして、窮屈感から逃れようとする。

それは動作のタイミングをとる仕草のようなもの。
重いものを持ち上げるときは、「よいしょ」と声を出す癖。
狭いトイレに入るときは、パチンとスイッチを押す癖。

トイレが狭いのは、居住空間では無いからだ。
つまり、長く居る場所では無いから。

限られた土地面積に家を建てるのだから、庶民の住宅のトイレは狭くなりがち。
その分、子供部屋や台所や居間を広く使いたいというのが「人情」というもの。

結局、この「人情」が、トイレを狭くする。
狭いから、いつも照明を点けて、トイレの中を明るく開放的にする。
頻繁にスイッチを押す。

ホタルスイッチ内の板バネが金属疲労を起こしてスイッチが壊れる。

トイレのスイッチは、なぜ壊れやすいのか。
それは、トイレが狭いから。
他の居住空間を少しでも広く確保しようとする「人情」のせいで、トイレのスイッチは壊れやすい。

どんな物理的な原因が働いて、トイレのスイッチを壊していたのかと思ったら。
「人情」とは、意外とメンタルな理由だったね。
ま、私の空想に過ぎないけれど・・・・。

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