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満開の笑顔、さくらさくら、9枚の桜の写真

2018/04/06

空が青いと桜が笑う。
頭上で一斉に笑うのだから、そのそばを歩く人も笑顔になる。
桜は、笑顔の使者。

かすみか?雲か?
いえいえ、あれは桜です。
やよいの空一面、見わたす限りの花盛り。

いっときの笑顔。
いっときの幸福。
いっときの幸福でも、幸福は幸福。
ずっと続く幸福なんて、たぶん無い。

咲かない花は無い。
枯れない幸福は無い。
幸福は無くても、幸福感は持続する。
幸福の芽は、時期がくれば、また芽吹く。

そういえばどこかで、「無いものを模倣する」という言葉を聞いた。
無いものなんか模倣しようが無い、などと言う無かれ。

無いとは言え、有るものとして想定されている。
その情報は豊富だ。

平和とか。
正義とか。
博愛とか。
それは、ずっと続く幸福を模倣しているプロパガンダ。
そのなかに、満ち足りた幸福感は無い。

ほら、やっぱり、無いものを模倣している。

無いものは無い。
みんな消えていくだけさ、と言ったのはどなただったか。

この世に存在するものも、存在しないものも、やがてはみんな消えていく。

だから、いっときの幸福。
いっときの笑顔。
いっときの華やかさ。
私たちは、それらを桜の花に見るのだ。
さあ。
いざやいざや見にゆかん。

さくら さくら
やよいの空は
見わたす限り
かすみか雲か
匂いぞ出ずる
いざや いざや
見にゆかん

題名「さくらさくら」作詞者不詳、作曲者不詳。







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