「文章を書く事」について書かれた文章
作家の村上春樹さんが、「村上さんのところ」というサイトを期間限定でアップしている。
このサイト(ブログ形式)は、今年(2015年)の5月13日(水曜日)で公開終了になるという。
サイトの主旨について興味のある方は、「村上さんのところ」で検索して、直接サイトの記事を読まれたほうが良いでしょう。
このサイトに「どうか鋭くあろうと思わないでください」というページがある。
以下は、そのページに書かれている村上春樹さんの文章である。
以下抜粋。
以下は、そのページに書かれている村上春樹さんの文章である。
以下抜粋。
文章を書くときにいちばん必要なのは、おそらく親切心だろうと僕は常々考えています。相手が読みやすく、わかりやすく、受け入れやすく感じる文章を書くこと。それが大事です。文章というのはあくまで伝達のためのツールですから、読みにくい文章というのは、そもそも根本原理に反しています。
そういえば、こんなことを小学校の国語の授業で、作文の時間に習った覚えがある。
「作文を書くときは、読みやすく、わかりやすく。」と。
大作家であろうが、小学生であろうが、文章を書くときに気をつける事は同じなのだ。
文章は、才能ある作家しか書いてはいけないものではない。
子どもも書ける。
私でも書ける。
そこが「文章」の魅力。
「文章というのはあくまで伝達のためのツール」なのだから、伝達したいことがあれば誰でも文章を書くことができる。
「相手が読みやすく、わかりやすく」書く事。
なんだ、簡単じゃないか。
「きのうの夕方に眺めた夕日は、本当にきれいだった。」
と、相手に伝えたいことを書けば良いのだ。
実にシンプルで、「読みやすく、わかりやす」い。
と思うのは、夕日を見た本人の自分勝手。
夕日を目撃したからこそ、「きれいだった。」と納得できるのだ。
夕日を見なかった人は、その「きれい」をどう納得すれば良いやら。
「伝達のためのツール」は自己満足のためのツールになりがち。
と思うのは、夕日を見た本人の自分勝手。
夕日を目撃したからこそ、「きれいだった。」と納得できるのだ。
夕日を見なかった人は、その「きれい」をどう納得すれば良いやら。
「伝達のためのツール」は自己満足のためのツールになりがち。
自分相手の文章なら簡単に書けるが、不特定多数の方を相手に「読みやすく、わかりやすく、受け入れやすく感じる文章を書くこと」は難しい。
至難の技。
素人には無理無理。
だから、文章を書く事を生業としている作家がいらっしゃるのではないか。
と思いつつ、ネット上の有名ブロガーさんの記事を読んでみると、「読みやすく、わかりやすく、受け入れやすく感じる文章」が書かれてある。
そういう工夫がなされている。
有名ブロガーさんはアフェリエイターでもあるので、ある意味、文章を書く事を生業としていると言える。
ということは、村上春樹さんがおっしゃっていることは、文章を書くための根本。
小学校の作文の授業でも教えるほどの、基本中の基本。
が、意外と難しい。
基本にして到達点?
上記引用した村上春樹さんの文章には続きがある。
そういう「わかりやすい」文章を立体的に組み合わせることによって、できるだけ深く、奥行きのある総合作品をつくりあげていきたいというのが、僕の基本的な考え方です。そこにはあるいは結果的に、鋭い文学性や芳醇な香りが生まれてくるかもしれません。でもひとつひとつの文章自体はできるだけ優しく、そしてシンプルなものでなくてはならない。それが基本です。もちろん「おれはそうは思わない」という書き手の方もおられるでしょうが、少なくとも僕はそう信じて今までやってきました。
私は、まだ村上春樹さんの小説を読んだことがない。
今度、読んでみなければなるまい。
至難の技。
素人には無理無理。
だから、文章を書く事を生業としている作家がいらっしゃるのではないか。
と思いつつ、ネット上の有名ブロガーさんの記事を読んでみると、「読みやすく、わかりやすく、受け入れやすく感じる文章」が書かれてある。
そういう工夫がなされている。
有名ブロガーさんはアフェリエイターでもあるので、ある意味、文章を書く事を生業としていると言える。
ということは、村上春樹さんがおっしゃっていることは、文章を書くための根本。
小学校の作文の授業でも教えるほどの、基本中の基本。
が、意外と難しい。
基本にして到達点?
上記引用した村上春樹さんの文章には続きがある。
そういう「わかりやすい」文章を立体的に組み合わせることによって、できるだけ深く、奥行きのある総合作品をつくりあげていきたいというのが、僕の基本的な考え方です。そこにはあるいは結果的に、鋭い文学性や芳醇な香りが生まれてくるかもしれません。でもひとつひとつの文章自体はできるだけ優しく、そしてシンプルなものでなくてはならない。それが基本です。もちろん「おれはそうは思わない」という書き手の方もおられるでしょうが、少なくとも僕はそう信じて今までやってきました。
私は、まだ村上春樹さんの小説を読んだことがない。
今度、読んでみなければなるまい。