![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEinzrbFTYMVBCgTr9VJ2GASp8MuLWgADHBh24OGLs2AhRimjNEv80FP_87abWxR7aiI6iDZ2rW7asF6OuK9yx_U60S9bgbtlFT_45lpztS57GEkfHVEqkZQdu1qlQMO_iZGPVhbFmGKiZs/s640-rw/murasaki01.JPG) |
物置の陰で生育しているノハラムラサキ。 |
駐車場脇の物置の陰で、ノハラムラサキが咲いていた。
ヨーロッパ原産で、ムラサキ科ワスレナグサ属の山野草。
有名なワスレナグサに似ていると言われているが、花の大きさが2~4ミリで、ワスレナグサよりも小さい。
他に、ワスレナグサとの違いは、がく片の毛。
ノハラムラサキは、がく片の下部付近の毛がカギ状に曲がっている。
ワスレナグサのがく片の毛は、カギ状になっていない。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgWKUresi3dPbSzt28C1QBYqEAbZIijZKFXFeVQT-MLZ7J1Chz7irCREn9s5PAK838iaohTC4nyR5ZFw5OdGfZtjbjbkI0poVcqFHpz-vzV3DJJ7-0eAYgqnraXhRj6rfkRLpZMTG1vs-c/s640-rw/murasaki02.JPG) |
直径2~4ミリの小さな花。 |
実は、ノハラムラサキという名前を、今日はじめて知ったのだった。
この小さな花は、事務所の空き地にもいっぱい咲いている。
以前から、なんと言う花だろうと気になっていた。
同じ花を家の物置の陰で見つけたので、じっくりと調べてみた。
その結果、いちばん近いのがノハラムラサキだった。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg43tiio2XaCkagVqCDCrchcw4StDyzkVww7BZNKxa2mKOBnJf9XRcIYTzbGa6haeQDcPXJxMqBy0nyRP_V3XtFIlGnhJ5GwSWFapb8x2P6O0rjBEaOO5LSOmEOaWToGFt9QkFSyoxvGmg/s640-rw/murasaki03.JPG) |
可憐な面持ち。 |
花が小さすぎて、肉眼では、いくら注視しても判然としない。
白い花びらだと思っていたが、可愛い水色の花だった。
咲いてしまえば水色だが、蕾のうちは、先がピンク色。
デジタル一眼レフでマクロ撮影して、初めてこの花の様子がわかったしだい。
花の名前を知ると、その花に、けっこう出会うようになる。
なんと、ノハラムラサキって、ご近所さんだったのだね。
まるで、「言葉」が「物」の存在を現出させてでもいるような。
実際、ノハラムラサキは、道端や空き地で群れを成して咲いている花なのだ。
名前(言葉)を知ることは、その存在を理解する第一歩。
なんて、山野草の名前を知るたびに、いまさらのように思ってしまう。
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ノハラムラサキの立ち姿。 |