ソメイヨシノの木に、果実が実った
ソメイヨシノのサクランボ。 |
近所の公園のソメイヨシノが実を結んだ。
小さな小さなサクランボ。
姿は可愛いけれど、人間の食用には、酸っぱすぎて向かない。
と、口にした人が話していた。
こんな可愛い実をかじるとは、なんて残酷なと、桜のお姫様は思ったかも知れない。
可愛い小鳥がついばむ程には、良いのだけれど。
世の中にソメイヨシノの果実は存在しないと言われている。
と、口にした人が話していた。
こんな可愛い実をかじるとは、なんて残酷なと、桜のお姫様は思ったかも知れない。
可愛い小鳥がついばむ程には、良いのだけれど。
こちらはまだ青いサクランボ。 |
世の中にソメイヨシノの果実は存在しないと言われている。
なのに、写真にあるように、公園のソメイヨシノは実をつけている。
それは、なぜか?
いろいろ調べてみた。
- ソメイヨシノは挿し木で数を増やしているクローン樹木である。
- 世界中にあるソメイヨシノは、全て一本のソメイヨシノから作られていることになる。
- このようなソメイヨシノには「自家不和合性」という性質があって、同じ樹木の中では受精せず結実しない。
- ソメイヨシノが受粉し受精し結実するとしたら、それは他種のサクラからの交配によるしかない。
- よってそれは、ソメイヨシノの枝に付いた果実であっても、ソメイヨシノの果実では無い。
- この果実が発芽して幼木が育っても、そのサクラはソメイヨシノという種では無いから。
という事らしい。
葉に隠れtるように慎ましく実っている。 |
ソメイヨシノの近くにシダレザクラ(品種名不明)の木がある。
このシダレザクラは、ソメイヨシノよりもちょっと遅れて開花する。
ソメイヨシノがほとんど散りかけた頃、シダレザクラが開花するというようなタイミング。
そのタイミングで同時期咲いていたサクラの花が受粉し合い、受精した。
こうして、自然に交配したソメイヨシノとシダレザクラが、お互いに結実したというのが、素人探偵である私の推理。
ともあれ、今年も、公園のソメイヨシノが可愛い実をみのらせた。
そのタイミングで同時期咲いていたサクラの花が受粉し合い、受精した。
こうして、自然に交配したソメイヨシノとシダレザクラが、お互いに結実したというのが、素人探偵である私の推理。
シダレザクラのサクランボ。 |
ともあれ、今年も、公園のソメイヨシノが可愛い実をみのらせた。
実はたわわにとは、とても言えない。
葉陰にひっそりと、慎ましく結実した可愛いサクランボ。