ハルジオンとヒメジョオンの見分け方(ハルジオン編)
群生しているハルジオン。 |
公園や空き地や家の軒下で、ハルジオンが花盛り。
ハルジオンはキク科の野草で、北アメリカ原産の帰化植物。
環境省のサイト、外来種について>要注意外来生物リスト>植物 一覧>詳細のページによると、ハルジオンは1920年頃観賞用として日本に導入された、とある。
笑顔が一斉に空を見上げているような、花の咲き様。 |
ハルジオンとヒメジョオンをひっくるめて「貧乏草」と呼んでいる地方があるという。
この草に触ったり、折ったり摘んだりすると貧乏になるという迷信があるらしいのだ。
そのいわれは知らないが、デジカメのマクロレンズで覗くと、そんな俗称が吹っ飛んでしまいそうなくらい賑やかな彩が感じられる花である。
ハルジオンとヒメジョンは開花期が重なる時期があるのでややこしい。
名前が似ているのもややこしさの原因。
以前記事にした松任谷由美さんの曲「ハルジョオン・ヒメジョオン」も、このややこしさに一役買っている、と思っているのは私だけだろうか。
と言っても、松任谷由美さんが悪いと言っているわけではない。
悪いと言えば、似たような花に似たような名前をつけた、どこかの誰かが悪い。
松任谷由美さんは、それを「ことば遊び」的に歌の詞として採用した。
この花の標準和名は、「ハルジョオン」ではなく「ハルジオン」。
「ヒメジョオン」については「ヒメジョオン」が標準和名で、「ヒメジオン」にあらず。
私は以下のように覚えている。
「ハル」は痔に貼る(?)から「ハルジオン」。
「ヒメ」は、姫と言えば女性だから「ヒメジョオン」。