雑談散歩

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花弁がサクラソウに似ている、林道に咲いたオカトラノオ

オカトラノオの白い。花


滝沢山地の平沢沿いの林道から、右岸の尾根に向かって延びている林道がある。
その林道を登り始めたら、オカトラノオの白い花が咲いていた。
花穂の下のほうから順々に花を咲かせている。

サクラソウ科に属するだけあって、総状花序の一個一個の花はサクラソウに似ている。
花が深く5裂している様子もサクラソウそっくり。


花穂の先端が下に垂れている。


オカトラノオによく似ている花に、湿地に生えるヌマトラノオがある。
両者は、サクラソウ科オカトラノオ属のお仲間同士。

ヌマトラノオの総状花序は、多くの場合直立している。
これに対して、写真のオカトラノオの総状花序は先端が下に垂れている。
これが両者を見分けるポイント。

花穂が垂れている方が、トラノオ(虎の尾)の名前にふさわしい。


背の高さは1メートルぐらい。葉が長い


この記事の写真ではわかりにくいが、茎や花柄やガクに細かい毛が密生している。
これもトラノオの名の由来であるかどうか。

トラノオがつく植物は多い。
有名なのにイブキトラノオがある。
名前はトラノオでもイブキトラノオはタデ科である。

オカトラノオは山地の日当たりの良い場所に咲く。
山地の野草であるから、街の公園や道端、空き地などでは、ほとんど見かけない。
林道にひっそりと咲いている様は清楚で美しい。


葉には産毛のような毛がある。
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