|
ナラタケ少々。 |
今年の秋はナラタケ(津軽地方名:サモダシ)が大発生しているという噂。
大量の収穫を期待して山へ入ると、期待通りであった。
噂は本当だった。
いつもはナラタケが付いていない倒木にも、ナラタケが頭を出している。
森の中を歩いて見かけた倒木の約7割に、量の多少は別にして、ナラタケの発生が見られた。
細い枯れ枝や枯葉からもナラタケが発生。
こういう発生の仕方が、大豊作である証拠。
|
傘の色がちょっと褐色。 |
いろんなナラタケが出ていたが、今年の特徴はクロゲナラタケ(津軽地方名:ケサモダシ)の発生が目立って多いこと。
クロゲナラタケは主にブナの倒木に多く発生する。
傘には黒褐色の鱗片が目立つ。
鱗片は傘の頭頂部ほど密。
ヒダは、他のナラタケ類にくらべてやや密な傾向。
ヒダの色は成長するにつれて褐色味を帯びる。
柄は中空で、綿毛状の消失しやすいツバがある。
全体に乾いた感じで、粘性が無い。
乾燥してしまったナラタケといった印象であるが、味は他のナラタケ類と変わることが無く美味しい。
|
倒木の周囲の枯葉からも発生。 |
|
クロゲナラタケ。 |
|
クロゲナラタケ。 |
|
ナラタケとクロゲナラタケ(左下)が同居。 |
|
これもクロゲナラタケっぽい。 |
|
枝ぶりの立派なブナの大木。 |
|
カエデの紅葉が始まっている。 |
帰り道で、下の写真のような、大きなブナの倒木を発見。
食べごろのナラタケと、ナメコの幼菌が大発生していた。
もうリュックがナラタケでいっぱいだったので、少々頂いて、今日のキノコ採りはおしまいに。
残りのナラタケは、明日頂戴することにした。
そのとき、ナメコの育ち具合も見ることが出来るし。
ここは、あまりキノコ採りの入らない場所だから、明日も残っているに違いないと確信。
キノコが無いと言われている場所でキノコを採る楽しみ。
それが満喫できた一日だった。
山の恵みに感謝。
今秋の津軽地方は、ナラタケが大豊作の最中。
|
ナメコの幼菌とナラタケ。 |
|
倒木の表面にナラタケが点在。 |
|
ナラタケの大群生。 |
|
光っているナメコの子どもたち。 |
|
これから大きくなるナメコの幼菌。 |