雑談散歩

    山スキーやハイキング、読書や江戸俳諧、山野草や散歩、その他雑多なことなど。

ナメコを残してきた倒木へ行ってみたら、誰かに採集された後だった

キノコ連休の最終日。
ナメコの倒木を目指して、早朝から山へ。
しかし、期待したナメコは採りつくされて、成長ナメコの姿は無い。

茎の切り口の、酸化の具合から、おそらく昨日採集されたと思われる。
茎がだいぶ太っていたので、食べごろに育っていたのだ。
大量の美味しいナメコは、見知らぬ人の手に。

残念だが、仕方がないこと。
私も、人が残しておいたナメコを運よくゲットして、その人を悔しがらせたことがあったかもしれない。
ナイフで茎を切られて、ナメコがきれいに採集されていたブナの倒木。
しかし、ナラタケは相変わらず豊作状態で、たくさん採ることが出来た。
森の中をさまよい歩きながらナラタケを拾い採る。
木々は、まだ緑にあふれていて、木漏れ日が心地いい。

森の中で弁当を広げて食べ、お茶を沸かす。
連れてきた犬が、あたりを走り回る。

キノコ連休の最終日はのんびりと遊んだ。
陽が傾きかけたので、山を下りると、里はもう夕暮れ。

山の方を振り返れば、キノコを採って遊んだあたりは、もう闇に没している。
まだあそこに、ウロウロしている自分がいるような感じは郷愁か。

山は暮れて野は黄昏(たそがれ)の薄(すすき)かな
与謝蕪村

蕪村もキノコ採りに興じていたのだろうか。
でも蕪村にキノコの句は見当たらない。

強いてあげれば以下の句か。

秋風の吹きのこしてや鶏頭花
与謝蕪村

えっ、どこがキノコの句だね?
と思われるのも当然、怒らないでね、駄洒落です。

秋風の吹きのこしてや鶏頭花


ナメコの幼菌を少し発見。
比較的良好な状態のナラタケ。

立ち枯れのブナにナラタケ。

苔むしたブナの倒木にナラタケ。

これは、クロゲナラタケっぽいね。
Next Post Previous Post

広告