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新中央埠頭の、枯れ死んでいなかった海辺のメタセコイア

2018/04/06
今年伸びた枝から、冬芽が顔を出している。
青森港新中央埠頭の北側(海側)の緑地に、去年の秋ごろに植えられたメタセコイア(アケボノスギ)。

犬の散歩で新中央埠頭を訪れる度に、見物しているのだが、今年は元気がなかった。
この秋の中頃に見たときは、もう枯れ木になってしまったのではないかと思ったものだった。
青森市内の、他の公園のメタセコイアと比べると、落葉が早く、木に生気が感じられなかった。
やはり、海辺にメタセコイアは合わないのかもしれない。

そう思っていたのだが、今日じっくり見たら、なんと冬芽が顔を出している。
肌色の冴えない、枯れたような枝からも、ポツリと冬芽が。
てっきり枯れ死んだものと思っていた海辺のメタセコイアは、まだ生きていた。

これが、ここでは一番背の高いメタセコイア。
今年の暖冬に救われているのだろうか。
メタセコイアの幹の水脈は、凍てつかずに土の養分を吸い上げていたのだ。
今年の晩秋には、外観がほとんど枯れ木状態だったが、樹皮の内側では生存活動を続けていたのだろう。
健在とは言い難いが、生存の証はあった。

今は、魚の骨みたいになっている。
小骨の多いニシンの骨のような姿であるが、春になったら緑の小さな葉が出ることだろう。
この新中央埠頭の緑地で、メタセコイアが巨木に育ったら、かなりカッコイイに違いない。
海を見下ろすメタセコイアとか、絵になる風景が思い浮かぶ。

海辺で、青々と茂るメタセコイア。
来年の春が楽しみである。

枯れたような枝からも冬芽が出ている。

ポツリと冬芽。

今年の新しい枝から冬芽。

まだ小ぶりなメタセコイアが、海辺の丘から海を見下ろしている。

12月6日に撮影したメタセコイア。

東岳を背景にしたメタセコイア(12月6日撮影)

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