雑談散歩

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豪雪都市青森市の雪日記(16)・3.11は雪の日

春になって、久しぶりの雪の日。

 3.11の今日は雪になった。最低気温は-2.7℃。昼頃に、2.4℃まで上がったが寒い一日だった。雪、一時晴れの天気。
 あの日、2011年3月11日も、青森市は雪だった。市内の積雪深は73センチもあった。降雪は11センチ。雪、時々曇りの天気。酸ヶ湯では4メートル近くまで雪が残っていたと気象庁のデータにある。
 今日の青森市の降雪は7センチ。最深積雪は35センチ。

公園のカツラの枝に着雪。

 愛犬と散歩の途中、住宅の庭木に止まっている「ふくら雀」を見かけた(最下の写真)。モクレンの木の枝で、体を丸くしてじっとしている。周囲には、毛に覆われたモクレンの冬芽。モクレンの冬芽のふっくらとした感じに「ふくら雀」がよく似合っていた。
 
 この頃、1960年代後半から1970年代にかけて流行ったポピュラー音楽を仕事のBGMとしてよく聴いている。「All the leaves are brown and the sky is gray・・・・・・」で始まる「California Dreamin’(夢のカリフォルニア)」もそのひとつ。「ママス&パパス」というグループの曲だが、私はカーペンターズが歌う「夢のカリフォルニア」の方を好んで聴く。ヴォーカルのカレンの歌い方に郷愁感がこもっているように感じられるからだ。歌詞の邦訳は以下のようになっている。

「木の葉はみんな枯葉色、そして空はどんより鉛色
そんな冬の日、僕は散歩していたんだ
もしロスにいれば気持ちが安らいで暖かいのに…
こんな冬の日にはカリフォルニアを夢見るよ」


「I’d be safe and warm if I was in L.A.」が「もしロスにいれば気持ちが安らいで暖かいのに…」に対応している。「もしロスにいれば暖かくて安全だったのに」ともとれる。
 犬の散歩の途中で、この聞きなれた曲が頭に浮かんだのは今日が3.11であるからだろう。でも、「もしどこかにいれば」なんてことはあり得ないこと。「もし・・・・・・」なんてことは、考えるべきではないと思っている。3.11の雪の日の今日、そんなことを感じたしだいである。

駐車場の車も雪にまみれた。

校庭のフェンスにも着雪。

ふっくらと可愛い、ふくら雀。雀の周辺でモクレンの冬芽が春を待っている。
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