ようやく津軽地方に本格的な雪
1月10日、本格的な降雪があった。 |
それが正月になっても雪が降らず、1月9日に市内の積雪深がとうとうゼロになった。
ようやくまとまった雪が降り始めたのは、1月10日から。
青森市内で、去年の冬、本格的に雪が降り始めたのが12月27日からだった。
今シーズンは、先シーズンより二週間遅れていることになる。
この遅れが春までずれ込むのかどうか。
それは、その時期になってみなければわからない。
天空の気まぐれは人智の及ぶところではない、と言ったら気象学者に怒られるだろうか。
1月10日、町の通りは、遅ればせながら雪景色。 |
1月10日の青森市内の積雪深は、13センチ。
本日13日は、24センチの積雪深。
昨夜除雪車が、家の前の道路を除雪して行ったので、朝早くから雪片付けに追われた。
除雪ドーザは、自動車道路に積もった雪を押し出して、道路を平面にならすのが仕事。
道路から押し出された雪塊は、道路脇に放置されたままだ。
そのままでは、家の駐車場から道路へのクルマの出し入れができないので、放置された雪塊は各家の者が片付けなくてはならない。
これが青森市民の、主な雪片付けのひとつとなっている。
1月10日、あたりは白一面に。 |
これで、この冬の、トラックの荷台の雪囲いは万全である。
あとは、雪片付けに精を出して、体力や筋力の鍛錬に努めること。
そういう意識が無いと、津軽の冬は乗り切れない。
雪を障害物扱いにして忌み嫌うよりは、健康づくり・体力づくりの「元」と考えた方が津軽の冬を快適に過ごせる。
嫌だ嫌だと思っても雪からは逃げられないのだから。
と、こんなことが書けるのも私がまだ元気でいるからだ。
高齢者や障碍者の方たちにとっては、雪は活動を妨げる障害物に違いない。
個人だけの力では、雪の冬は乗り切れない。
青森市においては、古来より冬は、雪が降り続いている。
その長い年月の間に研究も進み、また地方自治体組織の有能な職員による雪対策も進歩していることだろう。
個人が努力しても力の及ばないところは社会組織がカバーする。
組織の役割に対する社会の期待は大きい。
資源や知的な資産、リスクを管理し、雪対策の効果を最大化する。
青森県内に有能な自治体職員は多数いらっしゃるはず。
今にきっと、快適な雪国の暮らしが実現するはず。
雪は、何百年も降り続いているのだから。
もちろん、人間の寿命は知れていて、職員は入れ替わる。
個人としての職員では継続性は保証されないが、知識や研究の継続性を保証できるのが自治体組織なのだ。
資源や知的な資産、リスクを管理し、雪対策の効果を最大化する。
その手法は、おそらく継続されているはず。
だから、快適な雪国の暮らしが実現するはず。