同一店内あての現金によるATM振込手数料が無料でなくなった


居酒屋で銀行マンとマイナス金利の話


去年の暮のこと。
居酒屋のカウンターで地元の銀行員と隣合わせになったときのことだった。
いろいろ世間話をしているうちに、いつのまにか話題が銀行のことになった。

酔いが回ってきたせいなのだろう。
彼はポロッと愚痴をこぼした。
「銀行も景気悪いですよ、ずうっと悪かったんですが、一昨年のマイナス金利政策が実施されてからは、特に悪くなりましたからねえ・・・・」

おー、マイナス金利とかゼロ金利とか。
以前からよく聞いたコトバだけど。

たいした預金を持っていない私は、銀行の景気が良かろうが悪かろうが関係無いねという気分で彼の話に耳を傾けていた。
「そのうち銀行のいろんな手数料が上がりますよ。銀行の収入が減ってますからね。近い将来『口座維持手数料』ってのも採用されるかも。」

各種手数料の引き上げ


「それって、銀行がおまえらの金を保管して、火災や盗難から守ってやっているんだから、その分の預かり賃を払えよってことなの?」
私は、隣の銀行マンに尋ねた。

「まあ、そういうことっすね。日本じゃ馴染みの薄い話だけど、欧米じゃ割とあるみたいっすよ」と若い銀行マン。
「でも、『口座維持手数料』をとってる欧米の銀行は、他の利用手数料が日本の銀行ほど高くないらしいっす。」
酔いが進んでくると、やたら「・・・っす」を連発するのが彼のクセだった。

今まで無料だった振込手数料が有料になった


本日2月1日、青森市内のA銀行のATMを前にしたとき、私は去年の暮の居酒屋での話を思い出した。
そう、あの「・・・・っす」を連発する若い銀行員との世間話である。

なぜかというと、今まで無料だった振込に、なんと今日から手数料がかかるようになったからだ。
あの若い銀行マンの言っていた通りになった。

「2月1日より、同一店内あての現金によるお振込は手数料がかかります。」という意味合いの小さな掲示紙がATMの背後の壁に貼ってあった。

私が仕事の事務所代わりに借りている貸家の家賃をA銀行O支店に振込に行ったときのことである。
A銀行O支店には貸家の大家さんの普通預金口座がある。
私がA銀行O支店のATMから大家さんの口座に現金で家賃を振り込むのに、いままでは手数料がかからなかった。
それが今日から432円もの高額な手数料をプラスして振り込まねばならなくなったのだ。

「他行」から振り込むのに手数料がかかるのは私でも納得がいく。
「自行」のATMが「他行」へ入金に使われるのだから、ATM使用料としてその銀行が利用手数料をとるのは当然のように思える。

しかし、その銀行支店への振込に、その銀行支店のATM利用手数料を要求されるとは思わなかった。

地方銀行の収益が低迷している


やっぱり、マイナス金利のせいなのだ。
国の低金利政策が、銀行の収益を圧迫しているのだろう。

昔は利ざやで稼いでいた銀行が、今では利ざやでは稼げなくなった。
国民から預金を集めて、その集まった金を企業などに貸してきたのが日本の銀行の伝統的な業務スタイルだった。
低い預金の金利と、高い貸付の金利。
その金利差で日本の銀行は利益を得てきたのだ。

おそらく銀行は、ずうっとそうやって稼いできた。
ところが、低金利時代に入って、その金利差がほとんどなくなってきている。
それ故に、銀行事業は、昔のように儲からなくなったということなのだろう。

手数料引き上げで店舗運営経費を補填


ATMの利用手数料の引き上げは、減りつつある収益を補う手段のひとつ。
手数料引き上げ分を店舗運営経費の一部に充て、採算性を改善しようということに違いない。

それだけ、銀行の店舗運営にはお金がかかる。
銀行員の平均給与の高さもその一因となっている。
収益が減っているのに、社員には高い給料を支払わなければならない。
そのためにも、手数料を引き上げる。

お客に負担をかけて、その分店舗運営の経費を減らそうという算段。
しかし、そんなことで間に合うのだろうか。
私の素人考えでも、そう思ってしまう。

そうなると、銀行の業務量を削減するしかない。
つまり、リストラである。

銀行離れ


A銀行の同一店内あての現金によるATM振込が、今まで無料だったのに、今日から手数料がかかるようになった。
そう知ったとき私は、去年の暮に居酒屋で会った若い銀行員の顔を思い浮かべた。

どうりで飲み屋で愚痴るわけだね。
そういえば私もいつのまにか、公共料金の決済で銀行を利用しなくなっている。
対応が速くて便利なコンビニで済ましている。
同じことをしているのに、銀行での対応は大仰な印象を拭えない。
自然と銀行から足が遠のく。

私の知り合いの事業所では、去年から銀行の融資を受けていない。
経営者の高齢化が進んで後継者のいない事業所は、銀行から融資を受けるよりも事業を縮小したほうが無難だからだ。
そんな中小の会社が増えてきたという。

銀行の仕事は減る一方である。
その結果、銀行は投資信託や保険を売って手数料を稼ぐビジネスにも手を出すようになった。
なかには、商品内容を理解していない老人に、条件の悪い商品を言葉巧みに買わせた上に損をさせてしまうというような事態も発生しているとか。
私も何度か、取引先の銀行員から勧められたことがあったっけ。

それにしても、銀行はこの先どうなるのだろう?
いや、収益を増やすために伝統的な業務スタイルをどう改革していくのだろうか。
まあ、たいした預金もない私の心配することじゃないけど。

振込手数料を無料にする対策


私の心配は、どうやって家賃振込の高額で不本意な手数料を無料にするかである。
その対策として、以下のふたつの方法を思いついた。
  1. A銀行O支店に口座を開いて、そのキャッシュカードでA銀行O支店の大家さんの普通預金口座に家賃を振り込む。
  2. ATM手数料が無料のネット銀行を探して、そこに口座を開設する。
(1)の方法だと、A銀行O支店の私の口座からA銀行O支店の大家さんの口座へA銀行O支店のATMで振り込む場合において振込手数料が無料になる。
だけども、伝統的な業務スタイルから脱却できずに手数料稼ぎに活路を見出そうとしている従来型の銀行に、今更口座を開設しても面白みが無い。

(2)の方法は、私にとって新鮮味があって興味深い。
ほとんどのネット銀行は、「他行」への振込手数料を最低でも一回は無料にしている。
その他、ネット銀行では、地方銀行と比較すると預金金利が少し高め。
各種手数料は割安である。
コンビニATMで24時間出し入れ可能という利便性の高さ。
また、インターネットでいつでも振込や残高照会ができるという便利さもある。

そんなこんなで、ATM振込手数料を無料にする方法は、私に最適なネット銀行探しになりそうである。

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