津軽半島の大沼に架かっている「東日流館橋」は、日本一長い木製屋根付き橋
大沼遺跡の看板。 |
小泊(こどまり)から国道339号線を今泉に向かって南下中。
途中で、「大沼公園」という道路の案内標識を見つけた。
五所川原市相内岩井のあたり。
これは新発見で未踏の地なので、寄ってみることにした。
後で気がついたことだが、この公園へのメインロードは、もう少し手前(小泊寄り)にあった。
その進入路には道路案内標識が無く、小さな看板が建っていただけなので見逃してしまったのだった。
道路案内標識に限って言えば、今泉寄りのサブロードの方がメインぽい。
サブと言っても、広い駐車場完備である。
だが、公衆トイレは無い。
散策を終えた後、メインロードの方へも進入してみたが、こちらがいかにもメインだという格好の、立派な木柱看板が建っていた。
駐車場も広いし、トイレも完備。
「大沼野外ステージ」という謎の構造物有り、親水護岸ありで、やっぱりこっちの方がメインしている。
あの橋を渡らねばなるまい。
「縄文の橋」を渡った先は、緩やかな傾斜の広場になっていた。
ひとけのない広場に、若干の遊具が、しみじみとあはれを誘う。
というような「中世的あはれ感」の広場を、沼沿いに進むと、先程の橋のたもとに着いた。
この橋の名称は、「東日流館橋(つがるやかたばし)」。
「東日流」とは、津刈や都加留同様、地名である「ツガル」の当て字と思われる。
橋のデザインが古めかしいので、橋の名前も古代をイメージして命名したのだろう。
この橋の散歩者は、私と愛犬のみ。
この雅な空間を占有とは、なんと贅沢。
あとで知ったことだが、「東日流館橋」は屋根付きの木橋としては日本最長とのこと(2015年6月現在)。
全長は136メートルあるという。
橋の中間二箇所に展望デッキのような広間が設けられており、そこから二階の櫓部分に上がるための急傾斜な階段が掛けられている。
あいにく、二階の櫓フロアの写真は撮り忘れた。
下の写真は、「東日流館橋」を渡って着いた広場に建っていた看板。
看板の左下に、四角で白く囲んで、大沼公園整備事業の概略が書かれている。
県営大沼地区地域用水環境整備事業(農業農村整備事業)
工期 平成9~14年度
事業費 6億7千6百万
工事内容 東日流館橋、縄文の橋、広場等
下の看板の「現在地」から、沼を右手に見ながら、遊歩道を歩いて駐車場まで戻った。
看板のイラストの「縄文の橋」近くの駐車場である。
この駐車場が、私が言っている「サブ」駐車場。
イラストの「B&G船着場」とかあるところが、私の言っている「メイン」駐車場。
さて、帰りの遊歩道は、途中に湿地状態になっている箇所が三ヶ所ぐらい有り、あまり快適ではなかった。
左手には、市営牧場の柵が巡らされて、看板には「牛とのふれあい広場」なんて書かれてあるが、沼側からは立入禁止となっている。
この広大な公園を散歩中に、私と愛犬が出会った散歩人はゼロ。
沼の岸で釣りをしている、出立ちおしゃれなフィッシャーマンを二名見かけただけだった。
「しみじみとしたあはれ」を感じたいなら、大沼公園(函館じゃないよ!)に来るが良かろう。
無人の水上楼閣「東日流館橋」の櫓から、沼を眺めれば「しみじみ」としてくるはず。
「しじみ」が食いたいなら、十三湖へ。
著されている文言は「唐川城南麓の沼、別名で佐称宇知沼、白太鼓沼と呼ぶ。北岸一帯には縄文時代・古代の竪穴住居群が知られている。」
その左側に、「五所川原市史跡案内略図」が添えられている。
その略図には、十三湖の北岸周辺に遺跡が散在していることが記されてある。
「佐称宇知沼」とか「白太鼓沼」とか、古風な別名があるということは、この沼は古代から存在していたのだろう。
沼の周囲や、十三湖北岸の丘陵地は、古代人の生活圏だったのだ。
こんな広範囲を見物している時間は無い。
とりあえず、愛犬と一緒に大沼の遊歩道を散策することにした。
橋脚や橋桁、橋板、手すり(欄干)は木製であるが白い柱は鋼製。
この白い柱が縄文をイメージしているようである。
この橋の向こうに縄文遺跡があるのか。
そう思って渡り始めたら、なんと左手に屋根付きの不思議な橋があるではないか。
なんとなく雅な雰囲気の橋が、沼の水面を横切っている。
水上の楼閣か。
それが下の写真。
水上の楼閣か。
それが下の写真。
あの橋を渡らねばなるまい。
縄文の橋の上から東日流館橋を眺める。背後の山は、唐川城跡のある山。 |
縄文の橋。白い柱が縄文っぽい。 |
遊具広場。 |
「縄文の橋」を渡った先は、緩やかな傾斜の広場になっていた。
ひとけのない広場に、若干の遊具が、しみじみとあはれを誘う。
というような「中世的あはれ感」の広場を、沼沿いに進むと、先程の橋のたもとに着いた。
前方に東日流館橋が見えた。 |
橋のたもとの右側に「東日流館橋」の看板。 |
東日流館橋を渡る。 |
この橋の名称は、「東日流館橋(つがるやかたばし)」。
「東日流」とは、津刈や都加留同様、地名である「ツガル」の当て字と思われる。
橋のデザインが古めかしいので、橋の名前も古代をイメージして命名したのだろう。
この橋の散歩者は、私と愛犬のみ。
この雅な空間を占有とは、なんと贅沢。
あとで知ったことだが、「東日流館橋」は屋根付きの木橋としては日本最長とのこと(2015年6月現在)。
全長は136メートルあるという。
1階の広い展望デッキ。 |
右側に2階に登る階段がある。 |
橋の中間二箇所に展望デッキのような広間が設けられており、そこから二階の櫓部分に上がるための急傾斜な階段が掛けられている。
あいにく、二階の櫓フロアの写真は撮り忘れた。
櫓フロアの空間も、なかなか素敵で離れがたい。
2階へ上がる梯子段。 |
2階の展望櫓から橋の屋根を見る。橋の屋根は銅板葺か、銅板風トタン板葺か。 |
「東日流館橋」から「縄文の橋」を眺める。 |
下の写真は、「東日流館橋」を渡って着いた広場に建っていた看板。
看板の左下に、四角で白く囲んで、大沼公園整備事業の概略が書かれている。
県営大沼地区地域用水環境整備事業(農業農村整備事業)
工期 平成9~14年度
事業費 6億7千6百万
工事内容 東日流館橋、縄文の橋、広場等
下の看板の「現在地」から、沼を右手に見ながら、遊歩道を歩いて駐車場まで戻った。
看板のイラストの「縄文の橋」近くの駐車場である。
この駐車場が、私が言っている「サブ」駐車場。
イラストの「B&G船着場」とかあるところが、私の言っている「メイン」駐車場。
さて、帰りの遊歩道は、途中に湿地状態になっている箇所が三ヶ所ぐらい有り、あまり快適ではなかった。
左手には、市営牧場の柵が巡らされて、看板には「牛とのふれあい広場」なんて書かれてあるが、沼側からは立入禁止となっている。
この広大な公園を散歩中に、私と愛犬が出会った散歩人はゼロ。
沼の岸で釣りをしている、出立ちおしゃれなフィッシャーマンを二名見かけただけだった。
「しみじみとしたあはれ」を感じたいなら、大沼公園(函館じゃないよ!)に来るが良かろう。
無人の水上楼閣「東日流館橋」の櫓から、沼を眺めれば「しみじみ」としてくるはず。
「しじみ」が食いたいなら、十三湖へ。
大沼公園概略の看板。 |
メイン駐車場の木柱看板。 |
メイン駐車場にある親水護岸から東日流館橋を眺める。 |